【超判例集004】観葉植物名誉毀損請求事件

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概要

  • 原告:フィカス・ベンジャミン(室内観葉植物・年齢不詳・名前は“モサ彦”)
    ※代理人:持ち主であり“植物の声が聞こえる系インフルエンサー”の斎藤 しずか(42歳)
  • 被告:清水 ゆうた(24歳・SNSユーザー・フォロワー162人)

被告は、友人宅にあったフィカス・ベンジャミン(通称モサ彦)の姿を見て
「この植物、ボサボサすぎて枯れかけのゴミって感じw」と撮影・投稿。
このツイートが微バズ(97いいね)し、数件の「わかる」「ヒョロいw」などのリプがついた。
これに対し、斎藤氏が激怒。「モサ彦が泣いてる!」と主張し、法的手段に出る。

主な争点

植物に名誉があるのか?

  • 過去の「物品の感情代弁訴訟(超法-2052-K5B)」を引用し、
    所有者による人格的投影が顕著な場合に限り、擬似人格権の訴訟的立場が認められると判断。

名誉毀損に該当するか?

  • 投稿内容には明確な侮辱表現が含まれており、
    被告が「フォロワー少ないし大丈夫かと」と述べていたことも、軽率な加害意思の証左とされた。

精神的損害の根拠

  • 原告側は、「モサ彦の元気が投稿後2週間低下した」ことを証明する葉っぱの萎れ写真を提出。
  • また、斎藤氏がモサ彦に詩の朗読を再開してから回復した点を強調

判決

「本件は、植物に対する名誉毀損としては極めて異例だが、植物を擬人化し日常的に人格として扱う場合
その人格への中傷は所有者の精神的支柱への攻撃とみなすことができる。
よって、被告は精神的慰謝料3万円および謝罪投稿の掲載(24時間固定ツイート)を命じる。
また、フィカス・ベンジャミン“モサ彦”に対して
新しい鉢カバーの購入支援金2,000円
も支払うこととする。」

特記事項

  • 判決言い渡し中、原告代理人がモサ彦に語りかけ「これで報われたね」と葉を撫でる場面あり。
  • 被告は「まさか植物が原告になるとは思わなかった…」と終始困惑。
  • 植物心理学会(?)からも注目され、今後の“鉢植え名誉論”確立に寄与すると話題に。

専門家によるコメント

「言葉は生き物すらも傷つける。植物が生き物である以上、そこに敬意を持つべし。」
— 超法学部 植物人格法ゼミ講師・野芽 芽久(のめ・めぐ)

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