街角統計学部 2025年度独自調査報告書 No.031
目次
調査概要
項目 | 内容 |
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調査対象 | 通勤・通学中の人々(年齢不問・合意の取れた方) |
調査方法 | 口頭インタビュー+単語連想形式「○曜日っぽい食べ物って何ですか?」 |
実施期間 | 2025年5月1日〜7日(曜日ごとの印象変動を観測) |
有効回答数 | 1,015件(うち36件は「食べ物で例える意味が分からない」で無効) |
結果サマリー
曜日 | 最多回答 | コメント傾向 |
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月曜日 | 納豆ごはん | ねばねばしてて重い/体にいいけど気分が乗らない/粘り強さを象徴 |
火曜日 | カレーライス | ちょっと勢い出てくる/前日の残り感もある/万能でパワフル |
水曜日 | サンドイッチ | 中日/軽め/コンビニで買って済ませがち/中身に個性が出る |
木曜日 | 焼き魚定食 | 渋い/地味にキツい/栄養バランスは良いが気分は低空飛行 |
金曜日 | 焼肉 | ようやくテンションが上がってくる/香りだけでテンションMAX |
土曜日 | ピザ | パーティー感/ダラダラしてる/昼でも夜でもOK/ジャンクなのがいい |
日曜日 | シチュー | ゆっくり煮込む系/ホッとする/「明日の月曜」が忍び寄る感あり |
曜日別・街角コメント抜粋
月曜日=納豆ごはん(回答率26.8%)
- 「朝から粘ってんだよこっちは」
- 「しっかりしてるけど、好きとは言い切れない」
- 「蓋開けるときの気合いが似てる」
火曜日=カレーライス(回答率23.1%)
- 「月曜に作って火曜も食うやつ」
- 「やる気が湧いてる気がする味がする」
- 「スパイシーな日」
水曜日=サンドイッチ(回答率19.6%)
- 「冷蔵庫にあっても誰も文句言わない日」
- 「色々挟まってる感じ」
- 「もはや曜日というより“はさみもの”」
木曜日=焼き魚定食(回答率13.7%)
- 「渋いのにありがたみがわかられない曜日」
- 「健康志向だけどテンションは上がらん」
- 「骨ある」
金曜日=焼肉(回答率29.4%)
- 「昼から焼肉食いたくなる日=金曜」
- 「もう肉焼いてる音がするような気分」
- 「口の中が勝手に“週末味”になる」
土曜日=ピザ(回答率31.2%)
- 「部屋でだらだらしながら片手で食べたい」
- 「チーズのびがそのまま休息時間」
- 「冷めてもそこそこうまい=土曜」
日曜日=シチュー(回答率27.0%)
- 「静かであたたかい、でも底に“月曜”が沈んでる」
- 「やさしいけど少し物悲しい味」
- 「休日の終焉がじわじわ煮込まれてる感じ」
分析と考察
- 月曜日〜水曜日:栄養や実用性重視。あまり“好き”とは言いづらいが必要とされる食べ物が多く、
まさに“生活の味”といえる。 - 木曜日:どこか孤独な印象。味わう人によって評価が分かれる。曜日界の“地味王”。
- 金曜日以降:パーティー性・開放感がぐんと上昇。油・チーズ・肉率も上がり、
人は週末に向かって味覚がジャンキーになる傾向が顕著。
教授コメント:内冷庫 しのぶ 准教授
「食べ物で例えるという行為には、感覚・記憶・憧れなど、非常に人間的な要素が詰まっています。
それを曜日と組み合わせることで、“時間の中の自分”を可視化することができるのです。ちなみに私は水曜日の“たまごサンド派”です。卵のとろけ具合に中日感を感じるのです。」
関連研究予定
- 「曜日×気温=気分変動」相関実験
- 「曜日によって食べたくなるアイスの味変化」観察記録
- 「曜日とコンビニおにぎり選択傾向の密接な関係」予備調査