🎮 幻のゲーム研究発表 / BOROSHIGE VOL.01
ボロシゲ
『オスーナボタン伝説』
に関する研究発表
「押すなと言われたので、押しました。」
📁 研究記録
- 研究記録番号
- BOROSHIGE VOL.01 / BG-001
- 研究対象
- オスーナボタン伝説
- 研究状況
- 重点調査中
- 現物確認
- 未確認
- 証拠ランク
- C(複数証言級)/B級候補あり
- 推定実在度
- 38% ± 72%
※推定実在度は同好会独自の計算による参考値です。
🎮 ゲーム概要
- タイトル
- オスーナボタン伝説
- 英題候補
- The Legend of DO NOT PUSH
- ジャンル
- 禁止型アクションアドベンチャー
- 発売年
- 1992~1995年頃との証言が集中
- 推定メーカー
- フミヤマソフト
- 対応機種
- スパテスミファコ
- 価格
- 7,800円説を中心に6,800円説、9,800円説
- 最大の特徴
- カセット本体に「絶対に押すな」と書かれた物理ボタン
🟥 ゲーム内容
最大の特徴は、ゲームそのものではありません。カセットです。
絶対におすな
主人公は「禁じられたボタンを守る一族」の末裔。世界各地の「押してはいけないもの」を守り、伝説のボタンへ辿り着く物語だったと考えられています。
🔍 発掘の経緯
「昔、押すなって書いてあるゲームを押したら母親に怒られた」― うそこ大学OB
当初はリセットボタンとの混同と思われました。しかし面識のない人物から類似証言が相次ぎます。
- カセットそのものにボタンがあった
- 押すとBGMがおかしくなった
- 何度も押すとゲームが暗くなった
- 説明書にも「押さないでください」とあった
- 兄が押したら泣いた
- 自分は最後まで押さなかった
🔴 「オスーナボタン」とは何だったのか
カセット内部に独立した押下記録領域があった説が提唱されています。一方、「子ども自身が回数を覚えていただけ」という慎重な意見は少数説として保管中です。
🧠 基本的なプレイ体験
見下ろし型アクションとコマンド選択式アドベンチャーを組み合わせた作品と推定されています。
- 押してはいけないスイッチ
- 開けてはいけない扉
- 読んではいけない看板
- 話しかけてはいけない村人
- 取ってはいけない宝箱
「してはいけないことを、しない勇気」
「本当に押さなくていいのか?」
「ここまで来て押さないのか?」
「そのボタンは、何のためにあると思う?」
🔢 ボタン押下回数と報告されている変化
| 押下回数 | 報告されている変化 |
|---|---|
| 0回 | 通常進行。村人が主人公を褒める。BGMは明るい。 |
| 1回 | 一瞬暗転し、「……」と表示される場合がある。 |
| 2回 | 一部NPCのセリフが短くなる。 |
| 3回 | フィールドBGMの音階がわずかに低下。 |
| 4回 | メニューに存在しない空白項目が追加される。 |
| 5回 | 主人公の影が一方向だけずれる。 |
| 6回 | セーブ時に「ほんとうに?」と聞かれる。 |
| 7回 | 一部の町から人がいなくなる。 |
| 8回 | タイトルロゴから「伝説」が消えるとの証言。 |
| 9回 | 「押すな」という警告がすべて「もういい」に変化。 |
| 10回以上 | 証言が大きく分岐し、通常とは異なる状態へ移行。 |
🎵 BGM低下現象
証言一致率が最も高い現象の一つが、押すたびにBGMが少しずつ低くなることです。
壊れたのかと思った
同じ曲なのに怖くなった
押す前の音程が思い出せない
復元実験では、同じ曲を半音ずつ下げると3~5回でかなり不穏になることが確認されました。
段階的音階沈降現象
※名前を付けたのは当同好会です。👤 主な登場人物
ボタン守りの少年
主人公。名前入力式で、村では「押さない子」と呼ばれる。後半ほど呼び方が嫌味っぽくなる。
オスーナ長老
「押してはいかんぞ」と教える老人。一部証言では長老自身が連打していた。
押したがりのミノル
あらゆるスイッチを押したがる少年。中盤で消え、一定回数押した場合のみ再登場する説がある。
フミヤマ
スタッフロールに「SPECIAL THANKS FUMIYAMA」または「SORRY FUMIYAMA」と表示される謎の名。
謎の裏メニュー「PUSH4EVER」
出現条件は、16回、255回、一度も押さず最終地点へ進む、電源OFF状態で押し続けて起動する、2Pの存在しないボタンを押すなど諸説あります。
- 画面中央に巨大なボタンだけが表示
- スタッフロールが逆再生
- 何も起きなかった
- ゲーム開始前へ戻った
「PUSH4EVERだけは絶対に押すな」
非常に押してみたいです。
🏁 確認されている2種類のエンディング
押した者
ラスボス後、巨大なボタンと「やっぱり おしたね」が表示。誰もいない町へ戻って終了します。
PUSH COUNT : ○○押さなかった者
夕日の村へ戻り、「きみは さいごまで おさなかた」と表示されます。
「っ」が抜けている🔤 「おさなかた」問題
おさなかた
単純誤植説
開発中のチェック漏れ。最も現実的ですが、同好会では人気がありません。
文字数制限説
メッセージ領域の都合で「っ」が削除された説。ただし画面には十分な空白があったとの反論あり。
押した証拠説
実は一度押しており、「押さなかった」と完全認定されなかったため「っ」が消えた。回りくどいので有力。
「おさな・かた」説
未知の人物名、地名、命令文だったとする説。現在の支持者は2名。
🎤 証言集
「押すなって書いてあるなら、子どもは押すでしょう。」
― 自称元プレイヤー・40代男性
「兄ちゃんが絶対押さないと言ってたのに、夜中にカチッて音がした。」
― 当時小学生だった証言者
「押した瞬間、ゲームの村人が全員こっちを向いた気がする。」
― 匿名投稿
「中古で買ったとき、最初から17回押された状態だった。」
― 出所不明の掲示板記録
「最後まで押さなかった。でもエンディングには“27”と出た。」
― 最重要証言の一つ
「ゲームが面白かったかは覚えてない。ボタンだけ覚えてる。」
― ボロシゲ研究者・T.N.
🔬 ボロシゲ的注目ポイント
| 研究対象 | 現在の見解 |
|---|---|
| 物理ボタン | カセット上に実在したという複数証言あり。現物未確認。 |
| 押下回数記録 | 電源OFF後も記録されたとの証言。保存機構は不明。 |
| BGM低下 | 複数証言が一致。押下回数との関連が強く疑われる。 |
| PUSH4EVER | 出現条件・内容ともに不明。 |
| エンディング分岐 | 押した/押していないの二系統が有力。 |
| 「おさなかた」 | 現在4説が併存。研究継続中。 |
| フミヤマ氏 | 開発者・メーカー名・謝罪対象など諸説あり。 |
| 17回問題 | なぜか17回という数字の証言が複数存在。原因不明。 |
📸 復元対象資料
パッケージ
中央にタイトルより大きな赤いボタンと「おすな!」の文字。
カセット
上部に物理ボタン。中古品はボタン部分だけ異常に摩耗していたとの証言。
説明書
「使用しません」「使用しないでください」「本当にお願いします」とページごとに懇願が強くなる。
テレビCM
子どもがボタンへ指を伸ばし「押すなよ! 絶対に押すなよ!」で終わる15秒CM。
攻略本
『完全攻略 オスーナボタン伝説 ~押さずに勝て~』。本体より先に見つかる可能性あり。
❓ 現在も残る未解決問題
ボタンは何のために付いていたのか
押してはいけないなら、なぜ付けたのか。最も基本的で最大の謎です。
本当に一度も押さずにクリアできたのか
エンディングBは多数報告されていますが、一度も押していないことを証明できた人物はいません。
中古カセットで回数が引き継がれたのか
引き継がれるなら、中古購入時点ですでに内容が変化していた可能性があります。
なぜ「17」が頻出するのか
17回、17面、17秒、午後5時17分。偶然かもしれませんが、偶然も記録します。
「押すな」は誰からの警告だったのか
メーカー、ゲーム内人物、前の所有者、カセットそのもの。結論は出ていません。
📝 調査員メモ
ほぼすべての証言者が途中から、「で、そのボタン押した?」と聞いてきます。
本作はゲームを遊ぶ作品ではなく、プレイヤーがボタンを押すか観察する作品だったのかもしれません。だとすれば、私たちは30年以上経った今もプレイ中です。
研究室に復元用ボタンを設置したところ、初日に11回押されていました。
誰も押していないそうです。
調査を継続します。
📡 情報提供をお待ちしています
- 押すなと書かれたカセットを見た
- ゲームに物理ボタンが付いていた
- 押すたびBGMが低くなった
- 「PUSH4EVER」を覚えている
- 「おさなかた」と表示された
- フミヤマという名に覚えがある
- なぜか「17」だけ覚えている
- 何も覚えていないが、タイトルが懐かしい