🎮 幻のゲーム研究発表 / BOROSHIGE VOL.03
ボロシゲ
『クミタテーテ』
に関する研究発表
「ゲームを始める前に、ゲームを完成させてください。」
RESTORATION ASSEMBLY TERMINAL
📁 研究記録
- 研究記録番号
- BOROSHIGE VOL.03 / BG-003
- 旧資料番号
- ボロシゲDB No.054
- 研究対象
- クミタテーテ
- 研究状況
- 復元組立実験中
- 現物確認
- 完全品未確認/類似部品の証言あり
- 証拠ランク
- C(複数証言級)
- 推定実在度
- 41% ± 63%
- 推定完成率
- 組み立て方による
※完全に組み立てられた状態を「完成」としてよいかについても議論が続いています。
🎮 ゲーム概要
- 英題候補
- KUMITATE: The Assembly Begins
- ジャンル
- 組立式アドベンチャー/構造工学リズムパズル
- 発売時期
- 1990年代前半~中頃
- 対応機種
- ぴこっと64以前のカセット式ゲーム機という説
- 必要工具
- 付属ミニドライバー、または家庭にある「ちょうど合うやつ」
- プレイ開始条件
- ゲームカセットを組み立てる
📦 箱を開けると入っていたもの
さらに一部の証言では、ネジ穴は5個あったとされています。
🪛 最初のゲームプレイ
- 箱を開け、部品を確認
- 基板を上下ケースで挟む
- ネジを選んで締める
- 間違えた気がして一度外す
- もう一度締める
- 部品が一個余る
- 説明書にも載っていない
- とりあえず本体へ挿す
- 起動しない
- ネジを一本緩める
- 起動する
🔩 謎のネジ4本と、5つの穴
チビネジ
最も短いネジ。どの穴にも入りそうで、どの穴にも少し足りません。
ふつうネジ
一見もっとも普通ですが、普通だから正しいという証拠はありません。
ナガネジ
最後まで締めると基板へ接触したという証言があります。
ながすぎネジ
ケースを貫通しかねない長さ。それでも「むりなく さいごまで」と説明された可能性があります。
必ず一箇所が空きます。説明書には「あいているところが ひとつあれば だいじょうぶです。」とだけあったとされます。どこでも大丈夫とは書いてありません。
🧰 確認されている組立パターン
標準型
短い順に時計回り。比較的安定した内容が報告されています。
逆時計回り型
長いネジから逆時計回り。ゲーム内マップが左右反転します。
中央ナガネジ型
最長ネジを中央へ。開始直後から地面が周期的に揺れます。
左下空け型
左下を空けると、すべての建物の左下部分が欠けます。
一本余らせ型
3本だけで起動。NPCが「ひとつ あまってない?」と尋ねます。
5本使用型
存在しないはずの5本目を使用。ネジの出所は分かっていません。
ネジ穴は左上・右上・中央・左下・右下として分類しています。
🗺️ 組み立て方でマップが変わる
カセットの物理的な組立状態が、ゲーム内の世界構造へ直接反映されたとされています。
PHYSICAL STRUCTURE LINKED MAP DEFORMATION
物理構造反映型マップ変性
▶ 「はじまった」の、その後
タテーテ
起動すると一本の横線と短い音声が流れ、タイトルロゴが左右から物理的に畳まれて消えます。主人公が立つのは、家、橋、山、道路、人物、空、時間までもがずれた「バラバラの世界」です。
世界を正しく組み立て直すのが目的ですが、現実側のカセットが間違っていれば、ゲーム世界だけ直しても完成しません。
- 十字キー
- 移動
- A
- 拾う/取り付ける
- B
- 外す
- START
- 組立確認
- SELECT
- 部品一覧
「ドライバーを つかってください」はゲーム内アイテムではなく、現実の付属ドライバーを指します。
🔁 現実側への逆組立フィードバック
進行中に、現実のカセットのネジが緩むという証言があります。
- 締めたはずのネジが机に置かれていた
- 上蓋が少し浮いた
- 一度外した部品が箱へ戻っていた
- ゲーム内の橋が崩れた瞬間にネジが抜けた
REVERSE ASSEMBLY FEEDBACK
逆組立フィードバック
いつか また ばらばらになります。
この表示の直後、世界が分解されます。現実側も、ネジ一本、上蓋、完全な部品状態、さらには箱の中まで戻ったという報告があります。ドライバーまで袋に入っていた例は慎重に調査中です。
📺 ゲームが現実の組立工程を再生する
最初に選んだネジ、入れた穴、締め直した回数、迷い、落とした部品までがドット絵の手で再現されたといいます。
部屋を離れた時間には画面内の手も消え、数分間何も起きない映像がそのまま続いたという報告もあります。
手の震えとゲーム内地震
組立時の震えと似た周期で、ゲーム世界に地震が発生。ハンダ付け時の震えが地震強度へ反映されたという記録もあります。
🔃 反転パーツと、余った部品
表裏が分からない「反転パーツ」
- 会話文を右から読む
- 扉から同じ部屋へ出る
- 東へ進むと西側へ移動
- セーブすると直前データをロード
- 「つける」と「はずす」が逆転
正しい向きは不明。両面とも同じだったという証言もあります。
捨ててはいけない「余った部品」
終盤に「さいごの ぶひんを つけてください。」と表示されます。
取り付け口は見当たりませんが、終盤になると、それまでなかった差込口が側面へ現れたともいわれます。
📖 幻の説明書「すべては外から始まる」
ストーリーより先に、ドライバーの持ち方、ネジをなくしたとき、締めすぎ、余り部品、家族に手伝ってもらう場合などが載っていたとされています。
Q. ネジが一本余りました。
そのまま始めてください。
Q. 部品が足りません。
本当に最初からありませんでしたか?
Q. 組み立てても起動しません。
いちど全部はずしてください。
Q. 組み立て方が分かりません。
それを考えるゲームです。
Q. 遊び方が分かりません。
まず組み立ててください。
Q. 正しく組み立てられましたか。
ゲームが始まれば、だいたい大丈夫です。
🔎 ネジ紛失問題
なくした翌日に一本増えていた
別のゲームの箱から出てきた
掃除機の中にも、カセットにも4本あった
同好会では本作由来と思われるネジを収集しています。ただし、普通のネジがかなり混ざっています。
👤 主な登場人物
クミ/タテ
主人公らしき名前。証言が二つに割れており、二人組だった可能性もあります。
バラシ博士
助言の最後に必ず「まあ一度外してみよう。」と言うため、なかなか進みません。
ネジ屋のおじさん
商品名はすべて「ネジ」。見た目以外の違いは教えてくれません。
余りもの
後半で仲間になる用途不明の存在。パーティー画面では「あまり」と表示されます。
🗺️ 主なステージ
バラバラ村
落ちている屋根、壁、扉を集め、まず村を組み立て直します。
ネジ穴の森
正しい穴へ部品を固定。間違えると森全体が回転します。
ゆるみ橋
歩くたびにネジが緩むため、一定時間ごとに締め直します。
余りもの工場
何を使うかではなく、何を使わないかを判断するステージです。
完成城
カセットの組立不良と同じ場所に欠陥が発生する最終地点です。
⏱️ クミタテーテ組立RTA
箱を開けてからゲームを起動するまでの速度を競ったという証言があります。
起動すればよい。ネジが余っても構いません。
必要と思われる部品をすべて使用します。
付属ドライバーを使いません。詳細不明。
説明書を見ずに組み立てます。
完成条件が不明なため、記録保持者はいません。
🏁 「完成」エンディングは存在するのか
完成城を修復すると、主人公の前に巨大なカセットが現れます。主人公が組み立て終えると、画面は問いかけます。
これで かんせいです。
あなたのほうは?「できました。」
現実側も完全なら、画面が白くなって表示されるという説。
「まだです。」
組立説明画面へ戻り、またカセットを分解することになります。
「もう ばらさなくて いいよ。」
唯一の証言では、直後にカセットが分解されました。
🎤 証言集
「誕生日にもらったんだけど、遊べるようになったのは次の誕生日だった。」
― 自称元プレイヤー
「父親が組み立てたら、ゲームの中でも知らないおじさんが全部やってくれた。」
― 当時小学生だったという証言者
「ネジを締めたら山が一個低くなったんですよ。」
― 学内聞き取り調査
「一回だけ完璧に組めた。たぶん。起動しなかったけど。」
― 匿名投稿
「説明書どおりにやったら失敗した。説明書を無視したら進んだ。」
― 元所有者を名乗る人物
「ゲームより組み立ててる時間のほうが長かった。」
― 最も証言一致率の高い感想
🔬 ボロシゲ的注目ポイント
| 研究対象 | 現在の見解 |
|---|---|
| 分解状態販売 | 複数証言あり。本作最大の特徴。 |
| 長さの違うネジ4本 | 証言一致率が高い。正しい配置は不明。 |
| 5つ目のネジ穴 | 有力証言あり。必ず一箇所余る可能性。 |
| マップ変性 | カセットの組立状態と連動したとの報告多数。 |
| 逆組立フィードバック | 進行により現実側のネジが緩むという報告。 |
| 組立工程再生 | プレイヤーの現実行動がゲーム内で再現される。 |
| 反転パーツ | 取り付け方向により挙動が反転する可能性。 |
| 余り部品 | 終盤で必要になるという説。 |
| 完全組立 | 現在まで成功条件不明。 |
📚 現在提唱されている主要学説
組み立て自体がゲーム説
カセットを完成させること自体が本来のゲーム。現在もっとも有力です。
組み方によるマルチバージョン説
すべてのネジ配置が異なるバージョンを生成し、間違いではなく全部仕様だったという説。
ユーザー参加型デバッグ説
製造工程の一部を購入者へ任せたという現実的な説。ただしマップ連動は説明できません。
未完成こそ完成説
組み立て、遊び、壊れ、また組み立てる循環そのものが作品だったという説。
カセットがプレイヤーを組み立てている説
「完成とは何か」を考え始めたプレイヤー側こそ組み立てられているという説。格好よすぎるため未採用。
📦 パッケージ・テレビCM復元情報
遊べるかどうかは、あなた次第。
買っただけでは始まらない。
箱側面には普通のカセットの「完成品イメージ」がありましたが、そこへ至る組立方法は説明されていなかったとされます。
推定15秒CM。ゲーム画面は一度も映りません。宣伝としてかなり正直です。
❓ 現在も残る未解決問題
正しいネジ配置は存在するのか
数十種類が報告されていますが「これが正解」という配置はありません。
なぜネジ穴が一本多いのか
製造都合、共用ケース、隠しルート、記憶違い。どれも否定できません。
5本目のネジはどこから来たのか
研究室にも出所不明の5本目候補が3本あります。
余った部品は何だったのか
予備、終盤用、別商品のパーツ。結論は出ていません。
現実のカセットは勝手に分解されたのか
説明困難ですが「気づくとネジが外れていた」という証言は多数あります。
「はじまった」という声は誰なのか
キャラクター、開発者、プレイヤー、カセットの4説があります。
完成すると何が起きるのか
最終的に何を完成させるゲームだったのか自体が分かっていません。
📝 調査員メモ
研究開始後、同好会では「正しく組み立てる」と言わず、「今回はこう組めた」と記録するようになりました。
先週の分解実験では、部品点数が分解前11点、分解後12点。もう一度組み立てると1点余りました。
現在その部品は「とりあえず取っておく」と書いた袋で保管しています。
⚠️ 復元組立研究上の注意
『クミタテーテ』と思われる部品を見つけても、いきなり組み立てないでください。
- 部品数を数える
- 写真を撮る
- ネジの長さを測る
- 最初から余っていた部品を記録する
- 組み立て前の状態を覚えておく
- できればもう一人に見てもらう
📡 クミタテーテに関する情報をお待ちしています
- 買ったゲームが最初からバラバラだった
- ミニドライバーが付属していた
- 長さの違うネジが4本入っていた
- ネジ穴の数が合わなかった
- 組み方でゲーム内容が変わった
- 「はじまった」という声を覚えている
- ゲーム中にネジが緩んだ
- 部品が余った、または増えた
- 完成した、または完成したと思った
- 今も実家にネジだけ残っている