PLAYER:GAKUCHOHP:999/999MP:99/99LEVEL:88GAME:BOROSHIGE
ブラウン管に映る幻のレトロゲーム

USOKO-SYSTEM 8BIT

ボロシゲ同好会

――そのゲーム、見た者すらいない。攻略した者など存在しない。
なのに、思い出してしまう。――

WINDOW-01: ABOUT BOROSHIGE

ボロシゲとは

名前は思い出せない。

どこで遊んだのかも分からない。

友達の家だったような気もする。夢だったような気もする。

「あのゲーム、確かにあった気がする」

ボロシゲ同好会は、存在していたかどうかすら定かではない伝説のレトロゲーム「ボロシゲ(まぼろしゲーム)」を発掘・研究・記録する、うそこ大学公認サークルです。

この研究分野を、私たちはゲーム記憶考古学と呼んでいます。

  • 子どもの頃の曖昧な記憶
  • 友達の家で一度だけ見た画面
  • ノートの端の謎の敵
  • 祖父母のうろ覚え
  • 兄が言っていた気がする裏技
  • 夢の中で遊んだゲーム
  • 起動時だけ聞こえた音
  • 根拠のない自信

記録が残っていないゲームほど、研究価値が高い。

WINDOW-02: DEFINITION

ボロシゲ認定の目安

単に古いだけではボロシゲになりません。次の特徴を重点的に調査します。

01

現物が見つからない

カセットも説明書も存在しない。しかし「持っていた」という人だけはいる。

02

記憶だけが妙に具体的

タイトルは不明なのに「4面のボスだけ巨大な消しゴムだった」など、どうでもいい部分だけ鮮明。

03

証言者によって内容が違う

RPG、パズル、あるいはテレビ番組だったという証言まで同時に存在する。

04

存在しないはずなのに懐かしい

初めて聞いたタイトルなのに「ああ、それ知ってる気がする」と思ってしまう。

WINDOW-03: MISSIONS

主な活動内容

発掘

記憶、噂、夢日記、落書き、古いノートから未知の候補を探します。

聞き取り調査

「友達のお兄ちゃんが持っていた気がする」程度の情報も逃しません。

ゲーム内容の復元

断片的な証言から、ジャンル、操作、ステージ、敵、アイテムを推定します。

プレイ画面の再現

残された記憶をもとに、画像や映像を研究用復元資料として制作します。

攻略情報の復元

ゲーム本体より先に攻略チャートや隠しコマンドが判明する場合があります。

周辺資料の復元

パッケージ、説明書、広告、CM、攻略本、雑誌記事まで再現します。

ボロシゲ史の研究

ハード、メーカー、シリーズ、移植版、海外版を含む文化全体を調査します。

ボロシゲ大賞

最も存在した気がするのに確認できなかったゲームを年に一度表彰します。

WINDOW-04: POLICIES

ボロシゲ研究の四原則

01

「無かった」と決めつけない

現物がないことは、存在しなかった証明にはなりません。押し入れ、親戚の家、あるいは記憶のどこかに眠っています。

02

曖昧な記憶を切り捨てない

「たぶん」「なんとなく」「夢だったかも」は、重要な研究用語です。

03

矛盾した証言も保存する

地域差、移植版、非公式続編、記憶変異など、あらゆる可能性を検討します。

04

分からないところは全力で復元

資料不足を理由に止まらず、「もし存在したなら、たぶんこうだった」を甦らせます。

WINDOW-05: EVIDENCE RANK

ボロシゲ証拠ランク

発見された資料を独自基準で分類します。

RANK A

現物級

カセット、ディスク、説明書などの物証。ただし本物の保証はありません。

RANK B

記録級

写真、映像、雑誌記事、広告、レシート。ゲーム名だけ読めない例が多発。

RANK C

複数証言級

面識のない複数人が似たゲームを証言。研究室が最もざわつくランク。

RANK D

単独記憶級

一人の記憶だけに存在するゲーム。大半の発掘はここから始まります。

RANK E

夢・落書き級

夢日記、幼少期の落書き、寝言。当同好会では普通に扱います。

RANK X

説明不能級

複数人が同時に同じ題名を思い出すなど、現在の基準では説明不能。

WINDOW-06: CARTRIDGES
WINDOW-07: UNIDENTIFIED SOFTWARE

未整理ボロシゲ資料

UNREGISTERED / NAME-001

『起動神話ネバー』

  • タイトル画面から一度もゲームが始まらなかったという証言
  • 「はい/いいえ」の選択肢が両方「いいえ」だったという報告

情報が一定量集まり次第、正式な研究対象として登録されます。

WINDOW-08: RESEARCH METHODS

私たちはこんなものまで調べています

GAME DATA

  • タイトル
  • ジャンル
  • 発売時期
  • メーカー
  • 対応ハード
  • 価格
  • プレイ人数
  • 操作方法

GAME CONTENTS

  • ストーリー
  • ステージ
  • キャラクター
  • 敵・アイテム
  • BGM
  • エンディング
  • 隠し要素・バグ

ARCHIVES

  • パッケージ
  • 説明書
  • 広告・テレビCM
  • 雑誌記事
  • 攻略本
  • 店頭POP
  • 中古店の値札

TESTIMONY

  • 目撃談
  • プレイ経験
  • 友人の記憶
  • 家族の証言
  • 夢日記
  • 落書き
  • 寝言

ゲームそのものより、攻略本だけ先に発見されることもあります。

WINDOW-09: BOROSHIGE PHENOMENA

ボロシゲ共鳴反応

聞いた人が「それ、なんか知ってる気がする」と感じる現象です。

  • 知らないゲーム名なのに妙に懐かしい
  • タイトルだけで存在しないステージが浮かぶ
  • 「友達の家で見た」と思うが、その友達が分からない
  • 説明書の表紙だけ思い出せる
  • 知らないはずの裏技を知っている
  • 数日後、夢の中で続きをプレイする

気のせいを、重要な研究対象として調査します。

WINDOW-10: FIELD NOTES

記憶のノイズ

「はい/いいえの選択肢が、両方とも『いいえ』だったんだ。」

― 『起動神話ネバー』に関する証言

「パッケージ裏の画像に、主人公以外の誰も写ってなかった気がする。」

― 祖父のうろ覚え

「ソフトをフーフーしたら、海鳴りの音が聞こえた。」

― 『ささやきの洞窟』体験談

「バグ画面のモザイクの中に、うっすら『またね』って書いてあったような……。」

― 夢日記より

「攻略本は持ってた。でもゲームを持ってた記憶がない。」

― 学内聞き取り調査

「中古屋で手に取ったら別のゲームだった。でも一瞬だけ確かにそれだった。」

― ボロシゲ同好会OB
WINDOW-11: BOROSHIGE AWARD

ボロシゲ大賞

その年もっとも“存在したような気がした”ボロシゲを選出します。

懐かしさ証言の曖昧さ無駄に具体的現物のなさ攻略したさ本当にあった度
※審査基準は毎年かなり変わります。
WINDOW-12: COMMAND FAQ

よくある質問

▶ ボロシゲはどこで買えますか?

一般的な中古店や通販ではほぼ見つかりません。ただし、実家の押し入れ、友達だったような人の家、記憶の引き出しから突然発見される可能性があります。

▶ 初めて聞いたのに知っている気がします。

ボロシゲ共鳴反応の可能性があります。思い出すほど曖昧になる場合、その曖昧さを大切にしてください。

▶ 昔遊んだゲームをほとんど覚えていません。

最高です。「敵が全部右を向いていた」「セーブすると怒られた」など、一部分だけでも重要な手掛かりです。

▶ 夢で見ただけかもしれません。

夢由来の資料はEランクとして正式に扱います。同じ夢を三回見た場合は回数も記録してください。

▶ ボロシゲらしきゲームを思い出しました。

コマンド【なかまにする】を選択してください。タイトル一文字だけでも、不確かなほど歓迎します。

WINDOW-13: WARP POINT

関連研究施設・サークル

WINDOW-14: LAST MESSAGE

MESSAGE FROM BOROSHIGE CLUB

ボロシゲ同好会より

ボロシゲは、見つからないから終わるのではありません。

見つからないから、研究が始まります。

名前も分からないゲーム。誰にも通じなかった昔の記憶。遊んだような気がするだけの一本。

それはまだ、私たちが発見していない研究対象かもしれません。

PLEASE INSERT YOUR MEMORY.