シャゴセる | 擬音研究ファイル

■ 擬音名:シャゴセる


目次

概要

シャゴセる(動詞)|シャゴセった(過去形)
意味:

「自信満々に語った知識・主張が、まさかの誤情報だったと気づく瞬間に発生する精神的衝突音」

※派生的に、「その瞬間を含んだ一連の挙動(ドヤ顔・説明・誤りの露呈・小声の言い訳)」すべてを含むこともある。


◆ 擬音的特徴

  • 「シャッ」…勢いよく披露された自信
  • 「ゴ」……明らかになる事実の衝突
  • 「セ」……最後に残る情けなさ・自分への照れ・言い訳成分

→ 知識と羞恥が交錯する、いわば“インテリ事故”の音。


主な使用例

  • 「あれ?水星が一番大きい惑星じゃなかったっけ……あ、ちが……あ〜シャゴセった……」
  • 「このアーティスト、デビューは2010年だよ。って思ってたら1998年だった。完全にシャゴセった」
  • 「“え?常識でしょ?”って言いながらシャゴセる人、職場に一人はいる」

分析:シャゴセ現象の4段階

  1. ドヤ顔フェーズ:自信満々に語り始める
  2. 異変フェーズ:「あれ?なんか空気おかしい?」
  3. 崩壊フェーズ:他者により事実を示される or 自ら気づく
  4. 処理フェーズ:「ま、まあ調べてみれば分かるけどね」などの言い訳・沈黙・赤面等で収束

研究チームではこの一連を**“シャゴセ・カルテット”**と命名している。


学生の声(調査レポート抜粋)

👓野田ルーク(意味深学部・副専攻)

「Wikipediaで読んだやつをドヤって説明したら、相手が原作者の娘さんだった。心の中でシャゴセエエェェって叫んだ」

📱南方つばめ(SNS社会学部)

「シャゴセった投稿をスクショされたときの絶望、あれはデジタル時代の墓標です」

📘胡堂ミトン(創作擬音学部・擬態語ゼミ)

「“知識マウント型シャゴセ”と、“勘違い天然型シャゴセ”は意味合いが違う。前者は笑えるが後者は傷になる」


関連擬音

擬音名意味比較対象
ラチュってる好きかどうか分からないけど考えちゃう状態混乱×感情
ジワクるじわじわ悔しくなってくる内省×再燃
シャゴセるドヤった瞬間に間違い発覚外交×羞恥
パギャる冷静を装ってたのに突然崩壊する表情×爆発

シャゴセ図解:『一言余計な知識披露は、シャゴセの罠』

🧠:「これはここで言うべきだろう!」
👄:「ちなみに○○って、△△なんだよね〜(どやぁ)」
🧍‍♂️:「……それ、逆です」
💥:シャゴセった瞬間。言葉が崩れ落ちるSEあり(脳内限定)


応用表現

  • シャゴセ・ポイント
     >「あそこで語らなきゃよかったのに……あれがシャゴセ・ポイント」
  • シャゴセ感(名詞):
     >「え、いまの空気、完全にシャゴセ感出てない?」
  • シャゴセ済み(形容):
     >「過去に何度もシャゴセ済みだから最近は黙ってるようにしてる」

◆ 教授コメント|擬音構造論担当・端音モリト教授

「“シャゴセる”は“知識”という硬いものと“恥”という柔らかいものが衝突したときにだけ出る特異音です。
これはもう、音響的後悔と言ってもよい。誰しも心のどこかでシャゴセった経験があるはずです。」

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