
超未来工学部・空気建築プロジェクトによって開発中だった「固体空気素材(エアタイルβ)」が、突如発生した春一番により暴走。
校舎全体が透明な空気ブロックに覆われて出入り不可能となる騒動が発生しました。
なお、学生たちは建材が「見えない」ため、半数以上が“閉じ込められてることに気づいていなかった”模様です。
原因
実験で使用された「エアタイルβ」は、
✅ 軽量
✅ 自己構成性あり
✅ 外気に触れると自己増殖しやすい性質
を持っており、もともと「台風の中でも建てられる仮設建材」として注目されていました。
しかし、試験的に大学敷地内に設置されたサンプル数個が、
突風によって空中へ舞い上がったのち、自己増殖モードに誤突入。
その結果、約27分後には学内すべての出入口が“見えない壁”で完全封鎖される事態に。
封鎖中の学内の様子
- 廊下を走る学生が「なんかぶつかった」と謎のジャンプ
- 学食のラーメンが宙に浮いた状態で配膳(ブロックの上に乗ったまま見えない)
- 教授がドアに向かって手を振り続ける(ドアが透明なため誰も気づかず)
対処法とブレイクスルー
【研究員Dの“うっかりくしゃみ”が鍵に】
研究員Dが風邪気味だったことにより、
目の前のエアタイルにくしゃみを直撃。
この飛沫に含まれていた微量成分「ユーカリのど飴粒子」が
エアタイルβの安定化コアを一時無効化し、
崩壊・解除が始まる。
この偶然の発見により、学内に大量のユーカリスプレーを噴霧することで無事解除。
後にこの現象は「空気建材・風邪由来消滅反応(AIRSNEEZEV)」と命名。
教授コメント
「今回の件で、“空気の壁にも責任がある”という概念が生まれたのは大きな収穫です。今後は風邪も道具として認識すべきでしょう」
―空気建材研究室・角田教授
今後の対応
- エアタイルβの自己増殖フラグを物理スイッチ式に変更
- “見える空気”モードの実装(ただし重くなる)
- 来年度のオープンキャンパスで「空気の家 実演展示」を実施予定(風が吹かなければ)
関連リンク
記事が見つかりませんでした。