PHENOMENON
カズバク現象
一定量を超えたモノ・コトが、本来とは異なる性質を持ち始める現象。人数が増え、番組が出席確認になるような質的変化を指す。
KAZUBAKU RESEARCH ASSOCIATION
「多すぎるものには、
きっと意味がある。」
5人なら戦隊。100人なら何になるのか。
適量の先で始まる、量から質への異常変化を観測します。
「多っ。」を検出しました。
通常状態への復帰予定はありません。
01 / OVERVIEW
カズバク研究会は、世の中に存在する「どう考えても多すぎるモノ・コト」を観察・実測・分類し、その過剰さの向こう側で発生する奇妙な現象を研究する、うそこ大学公認サークルです。
数字が大きいだけでは研究対象になりません。私たちが見つめるのは、「普通ならそこで止めるだろう」という境界を越えたあとです。
適量を超えた瞬間、物事はただ増えるのではない。
別の性質を持ち始める。
02 / THEORY
量の増加によってシステムそのものの性質が変わる瞬間を、感想だけで終わらせず、感想もデータとして記録します。
PHENOMENON
一定量を超えたモノ・コトが、本来とは異なる性質を持ち始める現象。人数が増え、番組が出席確認になるような質的変化を指す。
BREAKPOINT
本来の用途・意味・形式を維持できなくなる境界値。「何個までなら普通か」を少しずつ増減して探すが、普通の定義で毎回揉める。
PRESSURE
大量の情報や人物を一度に提示された人が感じる圧迫感。第一声として「うわ、多っ。」が出れば、観測成功と判定される。
全員の名前と色が分かる。
追加戦士が追加戦士に見えない。
リーダー候補が複数発生する。
名乗りだけで放送時間が終わる。
03 / PRIMARY REPORTS
100、200、800。数字が増えるたび、元のジャンルから何かが静かにこぼれ落ちています。

レッド系だけで18人。名乗り、作戦会議、色名、推し探しのすべてが人数に押し流された超多人数型戦隊。

本編32ページ、巻末人物紹介64ページ。全員へ設定と恋愛相手を与えた結果、人物名鑑が物語を追い抜いた童話。

人口280人に対してUFOは300〜800機。遮光カーテンと夜間農業が普及し、未知との遭遇が交通情報になった村。
04 / OBSERVATION QUEUE
大事件だけが対象ではありません。日常で漏れた「いや、それはちょっと多いだろ」も、立派な研究の入口です。
種類を増やした結果、すべてがほぼ「茶色」へ統合。個性の増加が個性の消失を引き起こした。
駄菓子を選ばず棚の価格を尋ね始めた時点で、お小遣いが個人資産へ変化した。
景品より残数が気になり始める「欲望対象の数値化」を確認。被験者はまだ回している。
プリン、刺身、米なしまで到達し、「どこまでがおにぎりか」という哲学へ移行した。
05 / CLASSIFICATION
分類作業を進めた結果、分類そのものも増え始めています。
多人数戦隊、巨大アイドル、登場人物、社員、兄弟姉妹
メニュー、具材、技、色、商品、選択肢、味
UFO、自販機、看板、プレゼント、荷物、行列
告白、旅行、記念日、趣味、推し、友達
相関図、設定資料、分岐、ルール、階層、パラメータ
多すぎる結果、逆に認識できるものが少なくなる現象。
増やせば豊かになるとは、
誰も言っていない。
06 / METHOD
最初は地味に数え、最後は無駄に真面目な論文へ仕上げます。
最初に数える。基本です。対象が動く場合は二人で数え、だいたい数字が合いません。
「多っ」「多すぎ」「何これ」を数圧反応として記録します。二度見も補助指標です。
1000、500、100、50……と減らし、「ここなら普通」と感じる境界を探します。
増えた事実より、増えた結果として何がおかしくなったかを最重要データにします。
グラフ・表・注釈・考察を付けて提出。笑った研究員は記録係へ回されます。
07 / MEMBERS
数える者、図にする者、途中で数字を飛ばす者。精度に差はありますが、熱量だけは過剰です。
ななりょう・ちょうた/准教授・顧問
「数は増えるほど美しい」と考え、グラフの目盛りが画面外へ出た瞬間に研究意欲が最大になる。研究室には全長11mの円グラフがある。
「グラフが画面に収まるうちは、まだ多くない。」
けいふ・ふわり/学生代表
両手に2〜4個のカウンターを持ち、階段、ゴマ粒、拍手、教授の「えー」、道ですれ違った犬を同時に数えている。
「犬42・くしゃみ8・赤いもの114。」
公式マスコット/数え役/標本
「いーち、にーい」と数えるが、20を超えると数字を飛ばすため正式データには不採用。100体並べた時の印象実験では標本にもなる。
「いーち、にーい、さーん……にじゅうご!」
08 / INTERACTIVE LAB
対象と個数を指定し、人が「普通」と呼べる状態を保っているか観測します。
100人全員の名乗りを等速で流すと、本編へ入る前に放送枠が終了します。
09 / QUOTE ARCHIVE
「5人なら仲間。100人なら組織。」
「選択肢は多いほど自由になる。ただし843択を超えるまでは。」
「UFOが明るすぎて、星が嫉妬している。」
「推しが1人なら愛。777人なら管理。」
「多すぎるという感想は、立派な観測データである。」
10 / FAQ
質問数は適量です。回答まで増やしすぎないよう注意しています。
A「これはちょっと多すぎるな」と思った経験が一度でもあれば資格があります。
A問題ありません。「正確に数える班」と「途中で諦めて、多いことだけ確認する班」があります。
Aそれを調べています。唐揚げなら30個でも普通と主張する研究員がおり、対象ごとに決着していません。
A現実・創作・伝説・妄想・未来予測を問いません。多すぎれば研究可能です。
Aカウンター、表計算、そろばん、付箋、正の字を使用します。自動計数には「自分で数えたい」という反対があります。
A原則は別分野ですが、「多すぎた結果、何かが不足した」場合は積極的に扱います。
11 / APPLICANTS
ひとつでも該当すれば、過剰量観測者として十分な素質があります。
5個では起こらないことが、100個で起こる。
その瞬間を一緒に数えましょう。
12 / NEXT TARGETS
必殺技を1000個覚えた勇者
審査待ちメニューが500ページあるファミレス
審査待ち改札口が300個ある駅
審査待ち兄弟が108人いる一家
審査待ち校則が1万2000項目ある高校
審査待ちエンディングが500種類ある恋愛ゲーム
審査待ち四天王が64人いる魔王軍
審査待ち注文カスタマイズが2億通りある喫茶店
審査待ち伏線が900本ある推理小説
審査待ち町内にコンビニが417軒ある町
審査待ち※候補そのものが多くなりすぎた場合、その一覧も研究対象になります。