目次
◆ 企画概要
うそこ市全域にて、5分に1回、空から美味しいパンがランダムに降ってくる一日を実施。
パンは「パンクラウド01号」によって自動生成され、重力に従って自然落下。
種類はランダムで、焼き立て状態で空中投下。
ハード系もあれば、クリームたっぷりのものもあり。
目的:
「人類は空腹を待たずにパンで満たされると、どうなるのか」
「パンが空から降る社会では、人々の倫理観はどう変化するのか」
◆ 朝〜夜の出来事
🌅 朝6:00:パン初落下
- 初回は「ふわふわバターロール」が軽やかに落下。
- 市民「なんか……落ちてきた!」「あっ、バターの香り……!」
🕗 朝8:00:通勤ラッシュ × パン
- 駅前で「フランスパン」がヒット。乗客3人が遅延。
- 社会現象「パン待ち通勤」が発生。
パンを拾ってから出社する人が続出。
🍞 昼12:00:パン大豊作タイム
- ピクニック客が「パン当たるかもよ」と芝生で寝転ぶムーブ発生。
- 天から降る「メロンパンシャワー」により、公園が甘い香りに包まれる。
- 学食休止。学生「どうせ降ってくるんで」
🌀 15:00:想定外の展開
- 一部地域で「カレーパン豪雨」が発生。
地面が少し茶色くなるも、市民は笑顔。 - 野良犬や鳥たちが活性化。「パンハンター動物団」の出現により、人と動物の熾烈なパン争奪戦。
🌇 夕方17:00:パンでつながる出会い
- 同時に同じ「くるみレーズンパン」を拾った男女が意気投合。
夜には「パン系婚活」のイベントも自然発生。
🌃 夜21:00:ラストシュート
- 最後のパンは「星型クリームデニッシュ」
それを見上げた子どもが「これ、願いが叶うパンかも」と呟く。
◆ パンの種類ランキング(落下数ベース)
- ロールパン(安定の落下率)
- クロワッサン(風に乗ってよく飛ぶ)
- フランスパン(当たると痛い)
- カレーパン(スプラッシュ注意)
- アンパン(鳥に食べられる率高)
◆ 市民の声
- 「5分に1回って最初は笑ったけど、3時間後には“またか…”って顔になってた」(中学生)
- 「いつの間にか“降ってくるパンを待つ自分”がいた。これが依存…?」(大学職員)
- 「降ってきたパンを使って、謎の“空パンアート”作ってる人いた」(観光客)
- 「最初のうちは嬉しい。最後のほうは自己との対話が始まる」(哲学研究会会長)
◆ 考察
- 飢えは消えたが、欲望が増えた。
- 上を見上げて歩く人が急増、転倒率17%増加
- 一部市民の口癖が「何パンだった?」に変化
- 「パンを避ける」という奇妙なスポーツが生まれた
◆ 最終結論
空からパンが降る世界では、
空腹は満たされても心が満たされるとは限らない。
しかし、同じパンを見上げた人同士には、何かが生まれる。
あと、屋根が柔らかい家の方がオススメ。
◆ おまけ称号
- 空からの恵みをすべて受け止めし者
- カレーパンを受けてなお笑顔だった勇者
- パンで人生が少しだけ変わった先輩