目次
🎤 伝説概要
ジェラシックムーンにおいて「人数感覚」は常にバグっていた。
とくに衝撃的だったのは――
観客から「今日は少人数編成だね」と言われた日の出演者数が40人だったという伝説である。
これは2003年秋、学園祭特設ライブステージ「MOON FALL SESSION」にて発生。
観客の体感と実数が完全に乖離し、「40人が“少なく見えるバンド”」という常識を覆す現象が記録された。
証言記録
「いやー今日はこぢんまりしてて聴きやすいね」
― 開演10分後の観客の声(録音あり)
「個人的には40人だと“アコースティック寄り”だなって感覚」
― 当日サポートギター(第3パート)のT氏
「“人数絞った編成”とか言われたけど、PAからしたら地獄です」
― 音響スタッフ(逃亡歴あり)
実際のステージ構成(同好会資料より)
パート | 担当人数 | 備考 |
---|---|---|
ボーカル群 | 7人 | ハモリ用に分離配置(ステージ奥) |
ギター | 9人 | メイン×2、リズム×4、サイド×3 |
ベース | 5人 | うち2名は「静かに弾く係」 |
ドラム | 3人 | パーカッションと分離 |
鍵盤 | 4人 | 譜面を共有せず全員自由演奏 |
管楽器 | 6人 | サックス3・トロンボーン2・不明1 |
“いるだけの人” | 6人 | 衣装を着て“立ち位置にいた”が不明 |
なぜ40人が「少なく見えた」のか?
同好会では、当日の視覚効果・配置・錯視の影響などを踏まえ、以下のように分析されている。
🧠 考察1:ステージが縦長すぎた
- パート別に縦一列に並んだため、“人数より列”が目立った
- 前列と後列での高低差がなく、奥行きの把握が困難に
🧠 考察2:動く人が少なすぎた
- 実質動いていたのは13人ほど
- 他は静止芸や“揺れ”担当だった
🧠 考察3:観客の感覚がバグっていた
- ジェラシックムーンの過去公演では68人出演も珍しくなく、相対的に少なく感じた説
- 一部観客は「今日はリハ?」と誤認していた可能性も
グッズ化された名言
このライブでの出来事をきっかけに、後にこんな言葉が生まれる。
「40人以下は“ミニマル”」
― 月面ROCK通信・第17号 特集より
このフレーズは同好会グッズの缶バッジやライブチラシ風ステッカーにも使用され、
「ジェラシックムーンにおける基準の狂い」を象徴する名文句となった。
同好会の総評
「人数ではない。密度である。だが密度も狂っていた。」
― ジェラシックムーン同好会 代表代行(第5代)