
書籍情報
項目 | 内容 |
---|---|
書名 | 恋愛ポーカーデスゲーム |
著者 | 運命野ブ・ラフ |
出版社 | うそこ文庫 |
発行年 | 初版:20XX年2月14日(毎年バレンタインに再販) |
分類コード | うそデュー 751.3(感情賭博学) |
所蔵場所 | 図書館西棟「愛と駆け引き」棚 |
閲覧状況 | 館内閲覧のみ(涙で濡れる可能性あり) |
ふるすじ
“ふるすじ”とは、冒頭からオチまで物語の全てをギュッと縮めたものです。
フルのあらすじ=略して、ふるすじ。
17歳の誕生日。
恋人ができないまま迎えた夜、咲良(さくら)の部屋に突然届いた一通の招待状。
それは「恋愛に敗れし者たちへ贈る、運命逆転のゲーム」だった。
指定された地下ホールには、全国から集められた非モテ・失恋・恋愛迷子たちが集結。
そして司会者はこう言い放った。
「これより、“恋愛ポーカーデスゲーム”を開始します──」
ルールは簡単。
配られたカードは、全員の恋愛力を数値化したもの。
トランプのように見えて、実は中身は【元カノ思念】【初恋未遂】【LINE既読率】など。
勝ち進むには、カードを読み合い、恋愛感情をブラフと共感で翻弄し、相手を「フる」こと。
勝者は“究極の両想い”が約束される。
敗者は……「恋愛対象として、この世から完全に忘れ去られる」。
咲良は、恋愛経験ゼロながらも独自の観察眼と“共感偽装スキル”で、徐々に勝ち上がっていく。
だが次第にゲームは崩壊し始める。
プレイヤーの中に、他人の“恋心”を盗む能力を持った者がいたのだ。
さらに、かつて咲良が小学校で一度だけ心を寄せた少年・蒼也(そうや)が、
記憶を失った状態でディーラー(配牌係)として現れる。
最後のテーブル。
咲良の手札には、【未練】【照れ笑い】【罪悪感】【希望】。
蒼也の手札には、【空白】×5。
蒼也が問いかける。
「僕のカードに書かれているはずの“恋心”……あなたが持ってない?」
咲良は黙ってカードを伏せた。
その裏には、【あのとき、好きだった】の文字。
ゲーム終了。誰も勝者はいない。
だけど──
咲良と蒼也は、その夜、互いを“思い出せないまま”手を繋いで帰った。
それが、恋かどうかは、まだカードの裏。
関連蔵書リンク
ふるすじ世界観共有・派生/姉妹作
- 『友情ババ抜きリアル脱出』
→ 親友5人、最後に“仲間を捨てる”のは誰か? 涙のババ抜き監禁劇。
【分類】うそデュー 751.4(友情心理ゲーム論) - 『秘密告白ブラックジャック』
→ 言えない恋心は「21」に近づくほど破裂する。告白と賭けの融合。
【分類】うそデュー 751.6(告白確率論) - 『♥を出したら即終了(トランプ短編集)』
→ どれも2ページで失恋する超短編集。「読んだのに傷だけが残る」と話題。
【分類】うそデュー 810.0(断片恋愛文学)
ラブ×デス×ゲーム系のオススメ
- 『死んでもいいから好きって言わせて(仮)』
→ “好き”を引き出せたら生還。言わせられなかったら…転校。
【分類】うそデュー 810.5(告白圧死文学) - 『キミの気持ちはターン制』
→ 恋愛に“順番”がある世界。駆け引きの前に、ターン管理が大事。
【分類】うそデュー 721.1(感情行動順制御論) - 『お前を賭けて勝ちたいだけ』
→ 過去の恋人を賭けて試合に挑むバトルラブコロッセオ。
【分類】うそデュー 951.2(人間価値賭博理論)
🧾 メモ:
『恋愛ポーカーデスゲーム』の“実写化希望票”が館内で謎の伸び率を記録中。
学内ファンによる非公式続編『予選落ちの方が幸せだった』も執筆中との噂。