著者:西浦 トモル(うそこ大学・なんでもシミュ学部)
指導教員:布瀬川ノリ教授
提出日:第28期卒業年度・3月末
目次
【要旨】
本論文では、誰もが一度は通るであろう「ジャンケン必勝法」について、
心理的誘導、戦略的不安定性、そして宇宙の“揺らぎ”との関連性を踏まえた新解釈を試みた。
ジャンケンという行為は一見単純に見えるが、
そこには“人間心理”と“宇宙の偏り”という二重の影響が潜んでいる。
本研究では、うそこ市民512名との実験と、月間28回に及ぶ「ジャンケン集中観測日」のデータから、
「あいこ→グー→チョキ→パー」の非対称スパイラル構造を導出した。
【第1章:ジャンケンという宇宙的儀式】
- ジャンケンの起源とそのスピリチュアル性
- 「三すくみ」という概念の哲学的再評価
- 仏教における“無常”とグーの関係性(仮説)
- 地球外生命体との交渉手段としての可能性(参考文献:うそこ宇宙学部)
【第2章:心理的“先読み”と無意識誘導の研究】
- 実験①:「相手が最後に言った単語」に影響される手
- 実験②:「パーだけ禁止」にしたら“出す確率が上がる”謎
- 実験③:勝敗の直前に「勝てる気がする」とつぶやく心理効果
- 被験者インタビュー:「最後にグー出した記憶がある人ほどグー出しがち」現象
【第3章:ジャンケン結果と天体配置の相関性】
- 月齢と“チョキ率”の推移グラフ(14.5日目に急増)
- 惑星逆行中のジャンケン傾向(パー多発)
- 地磁気変動と“あいこ”の出現率について
- 占星術とジャンケン予測の一致率(検証済み)
【第4章:「勝たせてしまう人」とは誰か?】
- 「勝負運の受信体質」についての仮説
- 市民傾向分類:「いつも負ける人の共通点」
- わざと負けてると“思われがち”な人の悲哀と分析
- 勝敗の連続性と“自分が場を終わらせる責任感”の関係
【第5章:システム応用と社会実験】
- 実証プロジェクト:「コンビニじゃんけん決済」試験運用結果
→ 負けた客が笑って退店する率:78% - じゃんけん昇降制度導入校(うそこ市立ジャン研中)での影響
- 街角に設置した「一日一勝!自動ジャンケン機」のログ分析
→ 最も勝率が高かったのは午前10:00台(不明な因果)
【考察】
ジャンケンとは、言語を超えた意志表明であり、
かつ“偶然の皮をかぶった心理戦”である。
本研究を通じ、私は“勝つ方法”ではなく“負けを意味あるものにする術”を学んだ。
つまり、ジャンケンにおける真の勝者とは、自ら出した手を誇れる者である。
【結論】
- ジャンケンに“宇宙的流れ”は確かに存在した(少なくとも気がした)
- 心理誘導は有効だが、使うと友達が減る可能性がある
- 勝ち方より、「納得できる負け方」の設計が社会的に重要
- あいこを3回続けると、なぜかちょっと仲良くなれる
【おまけ】
▶ 表:天気とジャンケン手の出現傾向(うそこ市調べ)
天気 | 最も多かった手 | 出現率 |
---|---|---|
晴れ | パー | 42.3% |
雨 | グー | 47.1% |
くもり | チョキ | 40.8% |
強風 | パー(飛ばすイメージ) | 51.6% |
【協力学部・サークル】
- ジャンケン心理研究室(なんでも心理学部)
- 宇宙の流れ観測会(天象文化研究会)
- 市民参加型勝負文化保存会(うそこ市文化財課)
- 即決型判断研究会(なんでもシミュ学部内サークル)