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DEPARTMENT OF STREET STATISTICSSURVEY REPORT 1167
STATUS: PEER REVIEWEDGEOMETRIC SELF-IMAGE STUDY

RESEARCH QUESTION

自分の性格を
のどれかで
表すとしたらどれ?

基本図形への自己投影にみる
人格輪郭・社会適応・角の数の研究

44.2%
32.5%
23.3%
共同研究代表算羅 和留 教授街角統計学部 幾何学的情緒分析研究室
ABSTRACT

研究要旨

人間の性格には、辺も、頂点も、直径もありません。

にもかかわらず、街角で「あなたの性格は○・△・□のどれですか?」と質問すると、ほとんどの人が数秒以内に「うーん……私は○かな」などと回答しました。

なぜ○には優しそうな感じがあり、△には尖った感じがあり、□には几帳面そうな感じがあるのでしょうか。そして何より、なぜ我々はこんなことを1,200人以上に聞いてしまったのでしょうか。

本研究では、人間の自己認識が基本図形へどう投影されるかを、街角統計学的手法で検証しました。

ISURVEY METHODOLOGY

調査概要

調査テーマ
自己人格を○・△・□のいずれかに投影した際の選択傾向
調査対象
全国の街角にいた通行人(原則10歳以上)
調査方法
対面式インタビュー+図形カード三択法
調査期間
2025年4月1日〜4月10日
調査地点
駅前・商店街・公園付近・なぜか人通りの少ない路地
総回答数
1,203名
有効回答数
1,201名
除外回答
「六芒星」1名、「黄金比長方形」1名

調査員配布カード / FORM 1167-A

Q. あなた自身の性格を、○・△・□のどれか一つで表すとしたら、どれが最もしっくりきますか? 深く考えなくて結構です。むしろ深く考えないでください。ただし選んだ後、その理由については少し深く聞かせてください。
回答 □ ○ □ △ □ □
※悩んだ回答者へ五角形などを追加しないこと。
IIFIRST FINDING

まず、みんな普通に答えた。

最も驚くべき点は比率ではなく、そもそも大半の人が質問を受け入れたことでした。

1,203総回答者
21意味が分からないと抗議
14抗議後、結局回答
「こんなの意味ないでしょ。……まあ、強いて言えば□だけど」— 40代男性

命名:図形自己投影不可避性

IIIBASIC SHAPE DISTRIBUTION / N = 1,201

調査結果

44.2%
32.5%
23.3%
RANK 01

まる

44.2%約531名
  • 丸く収めたい
  • 柔らかい性格
  • 優柔不断
  • なんか○
  • 顔も丸いので
RANK 02

さんかく

32.5%約390名
  • 尖っている
  • 上を目指す
  • 安定していない
  • ちょっとクセがある
  • 消去法
RANK 03

しかく

23.3%約280名
  • 几帳面
  • 安定
  • 真面目
  • 融通が利かない
  • Excelが好き

観測メモ:回答理由における「Excel」出現数 ○ 0回 / △ 1回 / □ 19回

IVORIGINAL FACULTY METRICS

独自指標による分析

なんとなく率

31.8%

20.4%

11.7%

○派は、輪郭だけでなく選択理由まで丸い。

3秒以内の即答率

52.1%

59.7%

48.6%

尖った人は決断も速い、という非常に雑な仮説。

回答後訂正率

14.3%

9.8%

4.1%

○から△へ「よく考えたらそんなに丸くない」と移動。

教授深読み指数

174/ 200
学部平均 112

かなり高い値です。

V—VIIPERSONALITY CONTOUR ANALYSIS

三つの人格輪郭

Spherical Adaptation Type

○派 “まろやか内包型”

人とぶつからず、環境へ柔らかく適応する人格輪郭。飲み込みすぎて、自分の意見まで見失う場合があります。

  • 協調性を重視
  • 対人摩擦を避ける
  • 柔軟
  • 他人の意見を飲み込みやすい
  • 「どっちでもいいよ」と言いがち

観測上の注意:他者の意見に押されると、そのまま転がっていく可能性。

「人間関係で角を立てないように生きてきた結果、だいぶ丸くなりました。」44歳・会社員

Apical Aspiration Type

△派 “尖端上昇型”

明確な頂点を持ち、向上心・野心・自己主張と強く結びつく人格輪郭。若干面倒くさい自覚も同居します。

  • 目標志向
  • 上昇志向
  • 行動力
  • 自己主張
  • 少し尖っている自覚

観測上の注意:回答者の8.2%が、理由説明で「三角コーン」に自己を重ねました。

「今は倒れた三角コーンみたいな感じですけど、誰かが起こしてくれれば立てると思います。」25歳・学生

Structural Rigidity Type

□派 “安定構造型”

四辺と直角に秩序・境界・安心を見出す人格輪郭。「Excel」は□回答者だけで19回出現しました。

  • 秩序を好む
  • 計画性が高い
  • ルールを守る
  • フォルダ分けが細かい
  • ものが曲がっていると気になる

観測上の注意:87度について尋ねると、約4秒間沈黙する場合があります。

「私は直角が好きなんです。直角には安心感があります。」48歳・税理士
VIII—IXDEMOGRAPHIC CROSS TABULATION

年代別・職業別の微妙な偏り

年代優勢図形観測傾向
10代

「個性的」「尖っている」が多く、★を選びたがる。

20代○⇄△

周囲に合わせたい自分と、自分らしくいたい自分の間で揺れる。

30代

「角を立てたくない」が急増。職場環境との関連が疑われる。

40代

「きちんと」「安定」「決まった形」への支持が上昇。

50代+

「もう丸く生きたい」が増える。

「若い頃なら△だったけどね。削れて○になりました。」— 61歳男性/人格摩耗円形化仮説を支持する重要証言

○比率が高かった職種

  • 保育・教育
  • 看護・福祉
  • 接客
  • 人事
  • 調整役と呼ばれる仕事

△比率が高かった職種

  • 営業
  • クリエイター
  • 起業関係
  • 学生
  • 何か始めようとしている人

□比率が高かった職種

  • 経理
  • 税務
  • 管理
  • エンジニア
  • 図書館関係

注意:職業適性判断には絶対に使用しないでください。図形を一個選ばせただけだからです。

XOUT-OF-FORM RESPONSES

少数派回答の記録

選択肢を守らない回答者も、重要な研究対象です。

六芒星 1名

21歳・学生

「三つじゃ足りない。自分にはもっと複雑な面がある。」
調査員メモ:中二病学部へ案内するか迷った。

黄金比長方形 1名

39歳・デザイナー

「□では比率が美しくないので。」
調査員メモ:ややこしいので今回は除外した。

星形を希望 9名

主に10代

「この中なら、強いて言えば★。」
調査員メモ:三択だと説明後、7名が△、2名が○へ移動。

1名

67歳・無職

「もう点でいい。」
調査員メモ:重要な哲学的回答だが、集計には含めず。
XIFIELD INTERVIEW DATA

回答者コメント抜粋

CASE 01選択:○37歳・看護師

「誰かと誰かがぶつかったら、その間に入って丸く収めます。ただ家に帰る頃には、自分のクッション性がなくなって、ぺちゃんこです。」

研究員追記:ぺちゃんこになった○は楕円なのではないかという議論が発生。
CASE 02選択:△25歳・学生

「就活中なので、今は地面に倒れてる三角コーンみたいな気持ちです。でも誰かに立ててもらえれば、またちゃんと△になります。」

研究員追記:回答後、近くにあった三角コーンをしばらく見ていた。
CASE 03選択:□48歳・税理士

「本棚の端やホチキスが少し曲がっているだけで気になります。90度は信用できます。」

研究員追記:研究員「89度は?」/回答者「嫌です。」
CASE 04選択:○→△33歳・会社員

「最初は○だと思ったんですけど、最近後輩に結構厳しいことを言っているので、△にしておいてください。」

研究員追記:回答中に人格が変化した可能性あり。
XII—XIIIPERSONALITY TRANSITION HYPOTHESIS

人間は、一生同じ図形ではない。

青年期
社会生活開始△ ⇄ ○
中間管理職期
管理・安定志向
諸々どうでもよくなった後

重要なのは、本当に三種類の人格が存在するということではありません。

人間が、自分をどの図形だと思いたがるか。

図形は人格そのものではなく、自分をどう説明したいかを映す小さな鏡です。

ここまで読んで少し良い話だと思った方へ:この研究は、街角で○・△・□を選ばせただけです。
XIVSHAPE PROFILER v1.07

○・△・□性格図形サンプル生成機

● SYSTEM READY

年齢層と図形を入力し、「記号的遺伝子解析アルゴリズム」による架空の被験者カルテを生成します。

02 / SELECT SHAPE
XVPEER REVIEW COMMENTS

算羅和留教授による査読総括

「人は、自分の心に輪郭を与えたがる。」

○とは、終わりのない線であり、角のない対話であり、時には決断を避け続ける優しさです。

△とは、頂点への憧れであり、他者と衝突し得る尖りであり、倒れても三点のどこかで立とうとする意志です。

□とは、秩序です。境界です。直角です。

人間を三種類に分類することはできません。しかし一つ選べと言われた瞬間、人は驚くほど簡単に自分を形にします。選ばれた図形は人格ではなく、本人が考える“自分の輪郭”なのです。

……まあ、だいたい○なんですが。」

算羅 和留 教授
査読後追記

読み終えた後、自分がどの図形か考え始めた時点で、本研究の目的は達成されています。皆さんは今、我々と同じように、別に考えなくてもよかったことを考えています。

XVI—XVIIFUTURE WORK & AFFILIATIONS

今後の研究展望・学内連携

PLANNED

変則図形研究

◇・★・♡・六角形・五角形を選ぶ人の自己認識を調査。

PLANNED

図形人格変動研究

「今日は○、昨日なら△」という人格の日内変動を追跡。

PLANNED

図形×職場研究

上司・部下・自分を図形化し、社内の図形的衝突関係を可視化。

PLANNED

図形×食生活研究

「カレーはどの図形か」を調査予定。開始前からピザで揉めています。

01

チビンフォ情報学部

図形人格を持つチビンフォを仮想生成し、集団生活を観察。

02

カズバク研究会

所有文房具の断面形状と人格図形の相関を検証。

03

中二病学部

◇・★・六芒星・魔法陣を選ぶ回答者を共同研究。

04

ナゾソンズ

回答比率を音へ変換した統計アンビエント楽曲『幾何の歌』を制作。

XVIIICONCLUSION

街角統計学部による結論

判明したのは、人間の44.2%が○型人格だということではありません。

重要なのは、1,201人もの人間が突然「あなたの性格は○・△・□のどれ?」と聞かれ、かなり普通に答えてくれたことです。

「人は、自分の心に形がないからこそ、形を与えたくなる。」— 算羅 和留 教授
調査終了後の研究員メモ

今日一日で287人に図形を聞いた。最後の方は通行人を見るだけで、「あの人は□っぽい」と思うようになってしまった。明日は休みたい。