中二病学部とは……
異名を名乗り、右手を包帯で封じ、影と対話する術を体系的に学ぶ機関です。
†学部概要†
世界を拒絶する者よ、ここに集え。
君がまだ「中二病」を病気だと思っているならば、それは浅い。
中二病文学部では、闇に生きる者たちの詩学、痛々しさの美学、選ばれし者の言語構造を真面目に考察する。
“漆黒の詩情”と“過剰な自己投影”が織りなす物語世界を、今こそ学術の高みに。
†在学生からのメッセージ†
中二病学部に所属する、罪学生(ペナルデント)からの声をどうぞ。
講義が終わったあと、ひとりで鏡の前に立って“俺は誰だ”ってつぶやいてます(中二病学部1年)
ここのゼミに入ってから、誰にも読まれない詩を書くことが人生になった(中二病学部3年)
†教授陣†
他の大学では出会えない、クセ強で魅力的な教授陣が熱意を持って指導します。
◆ 紅蓮院 魔夜(ぐれんいん まよ)教授
「君が今、世界に牙をむいているのなら、それは詩だ」
元詩人。現在も黒のマントで講義に登場。卒論の添削はルーン文字で行われる。
◆ 黒星 夜白(こくせい よはく)准教授
「あの日書いた“堕ちた翼”の詩が、今の論文になってる。それだけさ」
黒歴史を芸術に変換する手法の第一人者。自著『†俺の記憶を誰も知らない†』は5刷達成。
◆ 蒼井 凪(あおい なぎ)助教
常に腕に包帯を巻いているが、特に怪我はしていない。趣味は“絶望的な空を眺めること”。
彼の講義ではしばしば「どうして誰もわかってくれないんだ…」というセリフが飛び出す。
詳しいプロフィールはこちら
†講義一覧†
中二病学部で行われている講義はこちら。
講義名 | 講義内容(副題) |
黒歴史文法概論 I・II | 過去の自分のSNS投稿を読み返しながら文法と痛さを同時に学ぶ |
闇属性語彙論 | 「漆黒」「堕天」「神殺し」などの使用状況と感情効用を分析 |
選ばれし者の自己紹介研究 | 「オレの中のもう一人のオレ」構文を体系的に整理する |
血の契約入門(実習) | 指先から血をにじませるタイプの契約書を、どこまでギリギリ実在させられるか |
封印解除とその言語的演出 | 「くっ…この力を使うときが来たか…!」の表現技法 |
詠唱詩の記号論 | 「闇よ、我を抱け…」などの詠唱を多角的に分析。再現テストあり |
“痛み”と“詩”のあいだ | 恋とバンソウコウと手首のリストバンドに潜むポエジーを探る |
†よくある質問†
中二病学部に関するよくある質問と答えになってます。
†卒論タイトル一覧†
中二病を極めし卒業生たちが残せし書。
- 「なぜ我は拒絶されし存在として生を享けたのか:Twitter詩集の可能性」
- 「中世ファンタジー的病名としての“中二病”:設定病理学入門」
- 「“†闇に喰われし者†”という言語構造とその社会的孤立について」
- 「右手の痛みと覚醒:なぜ彼らは“封印されし力”を右腕に宿すのか」
†名言集†
中二病学部の学生・教員・TAが授業中などに発した闇深い名言の数々をご覧ください。
「封印とは、力を抑えることじゃない。“語る準備”だ」
「過去のオレが痛い?違う、あれは警告だ」
「“運命”って言葉、よく見ると鎖みたいだな」
「一番深い闇は、たぶん“自分に飽きた時”だ」
「異名は勝手に決まるもんじゃない。“疼き”が名乗る」
「この黒板、いつから“契約の書”になったんですか?」
「“闇”は色じゃない。“立場”だ」
「書いた日記が黒歴史になるのは、進化の証だよ」