(放送年:1993年春/制作:日本中部気象連盟テレビ協会)
目次
番組タイトル
『スパイ予報 声に出せない天気図』
発掘された内容(要約)
一見ふつうの朝の情報番組内「天気予報コーナー」に紛れていたという、スパイ活動を隠すために生まれた異色企画。
画面に登場するのは「気象予報士・風間ヒミコ(仮名)」が、いつもと変わらぬ口調で天気を伝えるだけ。
だが、その口調、服の色、天気図のマグネット配置、指の動かし方すべてに暗号が仕込まれており、敵国の諜報員だけがそれを読み取れるという想定の訓練番組だった。
放送時間わずか2分。
局内でも担当プロデューサーと技術スタッフの数名しか存在を知らなかったが、1993年春のある朝、ミスで別番組内に混入し、一般放送されてしまったことで一部の間で話題に。
番組の見どころ
- 「高気圧が張り出しています」→ “高機密書類が発送済み” の暗号
- 天気図にだけこっそり貼られている「赤い洗濯ばさみ」は潜入指令の合図
- 気象衛星画像に一瞬だけ映る「傘マークの向き」で“会う場所”を指示
- 雨の日は基本的に暗号内容が重要度高め(“水”がキーワード)
当時の新聞テレビ欄表記
「朝の天気情報▽気になるあの雲の行方は?(謎)」
スタッフ構成(発掘メモより)
- 企画:元予備自衛官で現・気象解説員
- 出演:風間ヒミコ(表の肩書:気象予報士/裏の肩書:潜入訓練用AIオペレーター)
- 美術:天気図担当者が全員マグネットマニア
- 技術協力:架空国際情報局(現在は解散)
カケザーン発掘隊より一言
「“湿度93%=暗号強度93%”だった可能性があります。つまり……毎朝我々は盗聴されていたのかもしれません。」