学部概要
「未来人が過去で起こした犯罪は、いつの法律で裁くべきか?」
「動物に刑法は適用できるのか?そもそも反省の概念はあるのか?」
「幽霊による迷惑行為は、生者が被害届を出せるのか?」
超法学部では、既存の法律体系を大胆に逸脱しながらも、それっぽい論理でギリギリまで正当化を試みる高度な法学的訓練を行います。
教授陣は、現代法、宇宙法、幽霊法、そして未制定法に精通した、存在しているかも怪しいレベルの専門家ばかり。
超判例集
超法学部で取り扱う超裁判の超判例集はこちら。
常識をいったんポケットにしまってからご覧ください。
在学生からのメッセージ
超法学部のリアルな声、集めました。
幽霊に告訴状を届ける技術、今はまだ夢ですが、いつか絶対実用化したいです。
「猫に訴えられるかも」と思って生活するようになりました。人として成長した気がします。
自分の“過去の人格”と和解できました。裁判は時空を超える。
現実を超えた妄想を、論理で訴える力がつきました。就職先は未定です。
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主な講義一覧
空想を実務レベルで扱う、本気の講義群。
講義名 | 概要 |
未来刑法入門(2025-2125) | 時空間をまたぐ犯罪の時効について考察。過去改変による未発生罪の適用も。 |
幽霊損害賠償論 | ポルターガイスト被害における慰謝料の算定方法。証人喚問時は霊媒を介す。 |
動物裁判史 | 「カラス対村」事件など、中世に実在した動物裁判を現代視点で検証。被告の証言は鳴き声。 |
感情による訴訟権 | 「なんかムカついた」という理由で訴えるケースの正当性を探る感情法。 |
幻の第八章:存在しない法律を盾に戦う | 条文はないが「あるっぽい雰囲気」で押し切る技術を学ぶ。 |
架空法律用語集(抜粋)
意味不明なのに、なんか分かる気がする法用語集。
用語 | 意味 |
第五次人格不在規定 | 訴訟当事者がこの世に実在しない場合の法的立ち位置を規定する。 |
時空的反証排除原理 | 未来から持ち込まれた証拠は、現在の裁判では基本的にスルーされる原則。 |
錯覚的不法侵入 | 実際には侵入していないが、そう感じた場合の罪。 |
声なき原告条項 | 動物・幽霊・AIなど、声を持たない存在の権利を擁護する規定。 |
不明罪人投影法 | まだ存在していない罪人の可能性をAIが予測して訴える制度。 |
よくある質問
超法学部に寄せられる“真剣な質問”を公開。
教授陣紹介
専門:時空交錯法/未制定法哲学
「存在しない法律ほど美しい」
– 未来から過去の法改正を遡って無効化する理論を唱え、タイムパラドックス系訴訟の審査員も務める。自分自身を2度訴えた記録がある。
▶ 詳しいプロフィールを見る
専門:幽霊法/不可視被告研究
「霊体にも黙秘権があるのよ」
– 霊的存在の法的主体性を研究。霊媒を介した証言録取に精通。講義室の半分が結界で封印されている。
専門:パラレル人格法/多重訴因同居権
– 同一人物内に複数の法的責任者が存在するケース(夢の中の自分に訴えられた等)を扱う。人格名で手紙を送り分ける癖がある。
◆ 紅蓮院 魔夜(ぐれんいん・まや)教授
専門:幻法心理学。法律における「気のせい」を体系化。
◆ 律原 かげ実(りつはら・かげみ)助教
専門:幽霊裁判記録の解析。見えない証拠に強い。
卒論タイトル一覧
世界でここにしか存在しない学問の果て。
- 「なぜ我は拒絶されし存在として生を享けたのか:Twitter詩集の可能性」
- 「中世ファンタジー的病名としての“中二病”:設定病理学入門」
- 「“†闇に喰われし者†”という言語構造とその社会的孤立について」
- 「右手の痛みと覚醒:なぜ彼らは“封印されし力”を右腕に宿すのか」
入学希望者へのメッセージ
名言集
超法学部の学生・教員・TAが授業中・法廷中などに発した名言の数々をご覧ください。
存在しないことは、罪を逃れる理由にはならない
夢で誓ったなら、現実で償え
沈黙もまた、証言である
“いた気がした”は、告訴の始まり
裁判は、現実と空想の接点だ
正義が遅れるなら、先に訴えるべきは時計だ