うそこ大学出版とは
「本当のことを書いた本など、誰が読むのか。」
「嘘にだって、文庫になる権利がある。」
「活字になれば、なんとなく本当っぽくなる。」
うそこ大学出版は、うそこ大学の学術的知見および創作的妄想を広く社会に届けるべく設立された、国内唯一の嘘専門出版社です。
創業以来、一冊たりとも事実に基づいた書籍を刊行したことがなく、その純度の高さは業界内外から高く評価されています。なお「業界」とは何を指すのかについては、現在も社内で議論中です。
読者の皆様におかれましては、本棚に並べる際に背表紙が見えないようご配慮いただけますと、社会的な摩擦を最小限に抑えられます。
3つの文庫レーベル
うそこ大学出版では、読者の年齢と嘘への耐性に応じた3つのレーベルを展開しています。
| レーベル名 | 対象年齢 | 特徴 |
| うそこ文庫 | 全年齢 | 老若男女が等しく騙される、汎用型嘘文庫。活字の威厳を最大限に活用。 |
| うそこつ文庫 | 小学3〜6年生 | 子どもの純粋な「なんで?」を巧みに利用した児童向け嘘文庫。うそこつ監修。 |
| うそこっこ文庫 | 9歳以下 | 絵と文字の割合が9:1。残り1割の文字も基本的に読めなくて問題ない。 |
刊行ラインナップ
現在までに刊行された主な書籍をご紹介します。すべて架空です。いいえ、実在します。どちらとも言えません。
📚 うそこ文庫
- 『昨日、完全に消えた男の話』── 彼は今日も普通に出社している。
- 『宇宙の果てに忘れ物をした』── 取りに行った話ではない。取りに行けなかった話だ。
- 『私の隣人は、たぶん明日生まれる』── 時系列が少しおかしい隣人との380日間。
- 『全部夢だったかもしれない百科事典』── 改訂版では半分が夢ではなかったことが判明。
- 『さようなら、私が発明した言語』── 話者が私だけだったため廃語となった記録。
📗 うそこつ文庫
- 『校長先生はなぜ長い話をするのか:進化論的考察』
- 『給食のナゾ肉、正式名称を追え』
- 『もしも宿題が自分でしゃべったら』── 言い訳が上手すぎて逆に提出できなくなった話。
- 『先生が実は宇宙人である14の証拠』
📘 うそこっこ文庫
- 『うそこつのぼうけん 〜きのうのパンツはどこへいった〜』
- 『なぜ おふろは にげるのか』
- 『ねむれない よるの ようかいたち 〜かれらも ねむれない〜』
編集部からのご挨拶
うそこ大学出版 編集長 虚堂 まこと(うろどう・まこと)よりご挨拶申し上げます。
活字というものは、不思議なものです。
どんなに荒唐無稽なことでも、文庫本の形になった瞬間、なんとなく信憑性が生まれます。
私どもは、その「なんとなく」を、誠実に、丁寧に、そして徹底的に活用してまいりました。
創業から現在まで、事実に基づいた書籍を一冊も出版しなかったことを、心から誇りに思います。
これからも、皆様の知的好奇心と、騙されたい気持ちに、全力でお応えしてまいります。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
── 虚堂 まこと(編集長/なお本人が実在するかは未確認)
うそこつより
ぼくの本も はやく でないかな!(うそこつ・談)
よくある質問
名言集
うそこ大学出版の編集部員・著者・および存在が確認できていない関係者による言葉の数々。
本当のことは、だいたいつまらない
活字になった嘘は、もはや嘘ではない。文学だ
読者を騙すのではない。読者が自ら信じるのだ
初版と重版で内容が変わっていても、それは改訂と呼ぶ
「参考文献」の欄に書いた本も、存在しない
