お知らせ
昨日発表された「学食のカレーに使用されている謎肉」の正体は、謎ではなくただのチキンでした。
検査報告書(抄録)
先般、学食にて提供されたカレーライス内に含有されていた未確認肉塊について、本学理学部・食品成分超解析講座ならびに獣肉比較研究センターの協働により、三段階同時多重スペクトログラム解析および肉質ファントム指数測定法(MPIT)をもって、慎重かつ厳密な鑑定作業を行った結果を以下に報告する。
まず初動段階においては、当該肉片のファイバーストランド構造が鶏由来のパターンと高次相関を示し、同時にカレーソースによるスパイス擾乱(じょうらん)効果を差し引いた状態でも、繊維の咀嚼抵抗値が「チキン相当範囲」に収束。さらに第二段階として、“ひとまず焼いて匂いを嗅ぐ”という極めてアナログかつ確度の高い手法を適用した結果、「あ、これ鶏だわ」との一致見解が全研究員から得られた。
最終確認として、某研究員(学食常連・週5カレー派)の「これ、昨日のチキンカレーのやつと一緒っすよ」の証言が決定打となり、当該肉塊はチキンであると断定されるに至った。
よって、当件における“謎肉”の表記は誤記と見なされ、訂正措置を講じる運びとなった次第である。
引き続き、本学では「謎感のあるが、実際には謎ではない食材」の識別精度向上に尽力してまいります。