自分のパートが分からず、観客席で観ていたメンバーがいた伝説 | ジェラシックムーン同好会

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🎸 伝説概要

68人という巨大構成を誇ったジェラシックムーンにおいて、“自分が何を担当していたか忘れてしまう”という事態は、もはや珍しくなかった。
しかし、特に印象的なのが「ライブ中に自分のパートが思い出せず、観客席で普通に観ていた」という一人のメンバーの逸話である。

この事件が記録されているのは、2002年春に行われたライブ「MOONFRONT’02」のステージ。
伝説の“自観ステージ事件”として、ファンの間では語り継がれている。


当時の状況(再構成)

  • 会場:うそこ大学 第三講堂 特設ステージ
  • 出演予定メンバー数:48名(当初)
  • 実際に出演したメンバー数:47名+1名(観客席)

ライブ開始から15分後、スタッフが「◯◯さんのパートが見当たらない」と気づいた時、
当の本人は**「ちょっと様子見たくなって」**という理由で、観客席中央にて腕を組んで鑑賞していたという。


関係者証言

「衣装着たまま観てたんですよ。双眼鏡で」
― ステージ後方でドラムを担当していたN氏

「“次の曲、自分出番だっけ?”って聞かれて、“いや、ずっと出番あるはず”って返した記憶がある」
― キーボードのY氏

「観客の声援が“あの人演者だよね?”みたいな空気になってて、逆に目立ってた」
― 観客として参加していたOさん


当該メンバーの回想(同好会の再取材記録より)

「イントロが流れて、“あ、俺なにすんだっけ”ってなって、パニック回避で客席行った。結果として正しかったと思う」
― 佐野“記憶喪失”リュウタ(仮名)・元“左手で持つ楽器”担当

彼の証言によれば、リハーサルに参加していたのは事実だが、当日のセットリスト変更によりパートが不明確に。
直前まで悩んだ末、“責任放棄ではなく俯瞰参加”という判断を下し、客席へ向かったという。


本事件が与えた影響

項目影響内容
セットリスト管理ラミネート済・ストラップ付・首から下げ方式に変更
自己確認制度「出番チェックタイム(開演10分前)」導入
出演者識別出演者用リストバンド導入 → 謎のデザインでグッズ化

また、これをきっかけに同好会では「記憶だけに頼らない運営の重要性」が認識されることとなり、
後年のライブ再現活動においても「曖昧な記憶の照合作業」が欠かせない工程となった。


その後の佐野“記憶喪失”リュウタ氏について

  • ライブ後、**「客席から観るジェラシックムーン」**をテーマに短編詩集を執筆。
  • 再現ライブの監修スタッフに転向。
  • 名言:「ジェラシックムーンは、“外”からでも心に入ってくる。

同好会による公式見解

「68人いれば、“記憶が抜ける人”がいて当然。その混沌こそが、ジェラシックムーンの核だった」
― 月面ROCK通信・第12号より

「“どこから観ていても、ステージだった。” それがこの伝説の本質である」

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