野菜武装学研究室
トゲ・殻・威嚇音など、自ら身を守る農作物。比較的穏やかな防御を推奨。
耕すのは、土だけじゃない。
常識と宇宙と、あなたの夢だ。
植物を育て、畑を耕し、食べ物をつくる。従来の農学を大切にしながら、そのすぐ隣にある「まだ農学と呼ばれていない疑問」も真剣に研究します。
学部内では、この領域を総称して「拡張農学」と呼びます。どこまでが農学なのかは、現在も教授会で議論中です。
EXPANDED
AGRICULTURAL STUDIES
大きくても、小さくても、歩き出してもいい。しゃべり出した場合は、まず話を聞きます。作物それぞれの性格、速度、事情を理解しながら付き合います。
「収穫を急ぐな。向こうにも予定がある。」
土地の大きさ、畑の位置、作物の重さ。農業の前提をひとつずつ動かす、3つの専門学科です。
DEPT. 01手のひらサイズの土地にも、農業はある。
机、棚、引き出し、トランクの中へ本格農園を構築。1/48農場、2cmニンジン、ペンケース内輪作を研究します。
空いている12cmがあれば、そこが農地です。学科ページを見る →
DEPT. 02畑は、そこに居続けなければならないのか。
太陽、水、風、気温を自ら判断し、快適な場所へ移動する畑を設計。飼い主について歩く家庭用モデルもあります。
「畑」ではなく、「うちの畑」。学科ページを見る →
DEPT. 03収穫する前に、中へ入ってみる。
人が入れる巨大カボチャや巨大ジャガイモを研究。食料・住宅・農業を一体化する「居住型農作物」を目指します。
最大の問題は、家賃ではなく賞味期限です。学科ページを見る →まだ独立した学科ページを持たない、小規模だけれど妙に活発な研究拠点。
トゲ・殻・威嚇音など、自ら身を守る農作物。比較的穏やかな防御を推奨。
ポルターガイストや先祖霊と協力。夜間の作業効率が高い傾向。
言葉・旋律・詠唱による成長を検証。噛むと一部の植物が不安になります。
人間と作物の「なんとなく相性がいい」を農学的に測定。
畑の時間だけを速めて短期栽培。現在は味が少し急いでいます。
夢の中の農作業が翌朝の畑へ反映される現象を研究。要・枕元ノート。
土、種、水、光を学ぶ。この段階では、まだ畑は動きません。
音楽刺激、会話、微弱な呪文、極小農地設計。畑へ名前をつける学生も。
自走・巨大化・超常・武装・時間干渉へ。畑のほうから研究室へ来る場合あり。
一年をかけた卒業研究。すべて正式な卒論として扱われます。
食べながら部屋を拡張。居住性・速度・構造維持で採点し、食べすぎると壁が消えます。
野菜が肥料袋を奪い合う公開演習。最も気性の荒い選手は3年連続ピーマン。
歌唱・詠唱・ハミングによる成長量を競う音楽農業祭。最高記録は12mのヒマワリ。
23時以降にだけ現れる作物を観察。「知らない野菜はその場で食べない」が規約。
畑へ水をやる
温室で昼寝
自走式畑を迎えに行く
知らない野菜を見守る
巨大カボチャが道をふさいだり、誰もいない畑から収穫音が聞こえたりしますが、基本的には穏やかです。
自走式畑がどこかへ行き、戻るまで研究を始められない状態。
重要植物が発芽するまで講義を延期。最長17日。
植物側の事情による予定変更。正式な欠席理由になる場合あり。
収穫物を食べながら行う会議。研究対象が少しずつ減る。
タネと育て方を選び、夢農学部式の栽培を体験してください。
ポットにタネがセットされています。まだ何も起きていません。農業では、これも大切な時間です。
農業経験は問いません。入学時点で畑を所有している必要もありません。畑はそのうちできます。
「今では畑の散歩コースまで把握しています。」自走式畑デザイン学科 3年
「今の部屋は屋根がパプリカで、雨の日だけ少し心配です。」超重量農作物開発学科 4年
「最近、ピーマンにあまり触らせてもらえません。」野菜武装学研究室 2年
「昼寝も実験です。ちゃんと研究です。」夢見栽培観測所 3年
「走る畑に追いつけるか。いや、追い越す必要はない。一緒に歩けばいい。」
「この畑は私が作ったのではありません。たぶん“彼ら”です。私は水をあげただけです。」
「野菜に語れ。語れば芽吹く。噛んでも慌てるな。もう一度ゆっくり言えばいい。」
この芽は、たぶん昨日の自分よりまっすぐだ。
トマトに語りかけるなら、やさしく。できれば敬語で。
芽が出ない日は、土の中で何か考えている日かもしれない。
呪文が効かなくても、土は聞いている。
育てるとは、待つ理由をひとつ増やすことだ。
日々発生する小さな成果・事故・観察記録。現在、公開に向けて発芽待ちです。
土を耕せば、何かが育つ。
水をやれば、少し育つ。
言葉をかければ、もしかしたら育つ。