宇宙漂流学部

宇宙を漂流するドローンから届いた情報を元に未知の惑星を研究する学部です。

学部紹介

かつて、うそこ大学敷地内から試験的に飛ばされた一機の宇宙用ドローン。
しかし、予期せぬ強力な噴射によって、ドローンは地球を飛び出し、太陽系すら超えて、未知なる宇宙へと放たれてしまいました──。

この事件をきっかけに設立されたのが、宇宙漂流学部です。
宇宙を漂流し続けるドローン(愛称:ひょどろん君)は、航行中に遭遇した様々な惑星の情報をリアルタイムで送信。
学部ではこれらの膨大なデータを解析・研究し、

  • 「発見された惑星の特徴」
  • 「そこに存在する奇妙な生命体」
  • 「もしも地球人が住んだらどうなるか」
  • 「その星独自の文化や技術の可能性」

など、多角的なシミュレーションと考察を行っています。

漂流ドローンから届く一枚の画像、一行のデータが、壮大な仮説と物語を生み出す──
ここは、想像力と科学が交差する宇宙研究の最前線です!

ひょどろん君とは

ひょどろん君は、宇宙漂流学部が誇る特派観測ドローン型研究員です。
見た目はどこか愛嬌のあるフォルムながら、内蔵された観測センサーは最新型(と言い張られている)。
風の流れ、星の鼓動、泡の反射、歌の残響など、“目に見えない情報”を記録し続け、
時には泡を吹いたり、踊ったり、漂ったりしながら学生や教授たちをそっと導いてくれます。

彼の発する「ピー」「プルル」「ポワン」などの音には深い意味が込められているとされ、
一部のゼミでは「ひょどろん語通訳」を主専攻とする学生も存在します(単位は未定)。

主な機能

  • 星の風向きに応じて自然に回転
  • 危険を察知すると“とりあえず遠くで浮く”
  • 泣いてる学生のそばにいつの間にかいる
  • 「その星っぽい曲」を小さく再生できる(たまに)

魅力まとめ

  • なぜか懐くと嬉しい
  • 講義よりもひょどろん君を観察してる時間が長いという学生も
  • 成績に直接関係ないけど卒業式では必ず名前を呼ばれる
  • 一部で「うそこ大学の良心」と呼ばれている

在学生からのメッセージ

宇宙漂流学部の学生たちはドローンと一緒に旅する気持ちで、星の暮らしを学んでいます。

最初は何を研究してるのか分からなかった。でも気づけば星と友達になってました。

講義中にひょどろん君からメッセージが届くと、ちょっと嬉しい。

正直、漂流=迷子だと思ってた。でもこの学部では漂流=出発。

宇宙に「通学する感覚」で入れる学部ってここだけです。

よくある質問

この学部に寄せられがちな“ふわっとした質問”をまとめました。

宇宙漂流って、どこまで行くんですか?

基本的に行けるところまで。たいてい予想外です。

成績はどうやってつきますか?

惑星への愛着と観察の深さで評価されます(ときどき踊りも)。

ひょどろん君と話せますか?

ごく稀に。主に音楽と泡で意思を伝えてくれます。

就職に活かせますか?

「前例のない星でも適応できる力」はわりと高評価です。

宇宙服は必要ですか?

必須ではありませんが、講義によっては“着用推奨”されます。

主な研究テーマ

  • 漂流ドローンによる惑星観測ログ解析
  • 居住可能性シミュレーション(気温・重力・大気組成・未知のリスク調査)
  • 架空惑星経済学(異星経済圏の予測)
  • 異文化接触モデル(未知の知的生命体との交流仮説)
  • 惑星環境適応プラン(植物、動物、人類それぞれの適応戦略)

特徴的な研究プロジェクト

🪐【プロジェクト・ダンゴ星】
直径5kmのまんまるで柔らかい惑星「ダンゴ星」。
「地表がもちもちしている星に住んだらどうなるか」を徹底検証中!

🛰️【プロジェクト・ワープリーフ】
葉っぱのような大陸が浮かぶ惑星「ワープリーフ」。
農業・建築・乗り物すべてが”葉”でできる未来社会を提案!

🌟【プロジェクト・夜光都市】
夜しかない惑星「ノクタリア」。
光を操る技術と、夜型社会の形成シミュレーションを実施中!

教授陣紹介(一部)

月影 ソライ(つきかげ そらい)教授
「未知の宇宙に、既知の常識を持ち込むな」が信条。

天渡 星次郎(あまわたり せいじろう)准教授
ドローン漂流記録解析の第一人者。異星経済学にも精通。

砂上 晴斗(さじょう はると)助教
惑星適応プラン担当。砂漠型惑星でのサバイバル術を講義中。

未来へのビジョン

宇宙漂流学部は、単なる”夢”の研究にとどまりません。
いつか本当に地球を飛び立つ日が来たとき、
「最初に歩みを進めるための羅針盤」になること

これこそが私たちの願いです。

「一機のドローンから始まった宇宙漂流」
あなたも、その無限の航海に加わりませんか?

ひょどろん君イラスト

宇宙漂流学部が存続する理由にしてマスコット的存在『ひょろどん君』はこんな感じです。

名言集

ひょどろん君から、教授から、先輩から。漂流の中で生まれた言葉たち。

漂ってるってことは、まだ止まってないってことだよ

この星の風は、たぶん“気分”で吹いてる

宇宙は広すぎるけど、1個だけ信じる星を持ってれば充分

誰かに伝えるためじゃなく、自分が納得するために観測するのもアリ

流されてたどり着いたなら、それはもう“行き先”だろ

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