街を巻き込んだシミュレーションなど、真顔でムダを極める学部
ようこそ、なんでもシミュ学部へ!
この学部では、
「なんかやってみたらどうなるんだろう?」
という素朴な疑問を、
全力でシミュレーションします。
テーマは自由。
内容も自由。
結果も自由(うまくいかなくても、それもまた研究成果)。
うそこ大学のモットー
「世界を、しょうもなさで照らそう」
を体現する、極めて真剣な(※当学比)学部です。
うそこ市について
うそこ大学が位置する実験都市「うそこ市」。
自然、街、施設すべてが“ちょっと協力的”で、
住民はノリと勢いで突飛な実験にもついてきてくれます。
「なんでもシミュ学部」の研究は、この町全体の協力なくしては成り立ちません。
在学生からのメッセージ
思いついたらやってみる。失敗したら次を考える。
そんな“実験体たち”から、リアルな声が届きました。
「最初はネタかと思ったら、ほんとに街ごと巻き込むとは…正気ですか?」(なんでもシミュ学部1年)
「失敗しても『なんか起きた』って言えばOKな空気、好きです。」(なんでもシミュ学部2年)
「他学部の友達から『何やってんの?』って聞かれたら勝ちです。」(なんでもシミュ学部3年)
よくある質問
なんでもシミュ学部に関するよくある質問と答えになってます。
たとえば、こんな実験をしています
- 自動販売機をすべておみくじ仕様にすると市民はどう反応するか
- 赤信号で全員がダンスする条例を施行したら交通マナーは向上するか
- 全校スリッパ通学を強制したら坂道で何人転ぶか
- 忘れ物を全部木に吊るしたら、森が「落とし物の森」になるか
- 街中の看板をぜんぶ「ひらがな表記」にしたら世界はやさしくなるか
全て、きわめて真面目に(※当学比)、実施中です。
教授陣紹介
他の大学では出会えない、クセ強で魅力的な教授陣が熱意を持って指導します。
■ 輪留 だいち(わどめ だいち)教授
専門分野:日常交通カオスシミュレーション
「信号が全部点滅してたら人はどう動くか?」を研究する第一人者。
赤信号ダンス条例の立案者でもあり、
最近は「歩道がぐねぐね曲がってたら幸福度が上がる説」にハマっている。
趣味は道路標識収集。
■ 砂盛 るい(すなもり るい)准教授
専門分野:無意味社会実験設計論
「意味は後からついてくる」が信条。
代表作に「全市民が唐突にポエムを叫ぶ日シミュ」などがある。
実験中、無関係な市民が爆笑してしまう現象に密かな誇りを抱いている。
■ 尾行 さとる(びこう さとる)助教
専門分野:自然界カオス応用シミュレーション
森・川・湖・洞窟を活用した「フィールド型シミュレーション」の旗手。
たとえば「森に超カラフルな矢印を設置して迷子率を測る」など、
しょうもないがロマンあふれる研究を行っている。
趣味は天然記念物との会話。
■ 坂手 ひらく(さかて ひらく)特任教授
専門分野:街巻き込み型シミュレーション設計
「うそこ市民参加型シミュ」企画のプロフェッショナル。
赤信号ダンス条例施行プロジェクトの現場統括を務めた。
モットーは「失敗も巻き込めばアートになる」。
本人も市民から「歩く巻き込み事故」と親しまれている。
■ 道草 いと(みちくさ いと)客員教授
専門分野:気まぐれ社会観察シミュレーション
その日の気分でテーマを決める自由すぎる研究者。
例:「今日は誰が最初に落とし物を拾うか見てみよう」など。結果、毎回思ったより感動するドラマが生まれるため、
「偶然を設計する女神」と呼ばれている。
卒論タイトル一覧
「奇妙と狂気の境界を歩いた研究たち」
- 『どこでもドアがあったら朝何分寝坊できるか』の地域別試算
- “ジャンケン必勝法”の再発明:心理操作と宇宙の流れ
- コーンフレークをスープに入れる文化は成立するか
- 夜中にふと思いついたことは朝も正しいのか:メモ検証実験
名言集
なんでもシミュ学部の学生・教員・TAが授業中・シミュ中などに発した名言の数々をご覧ください。
実験とは、ツッコミを先回りする技術である。
思いついたらやる。それが唯一の論拠。
笑われたら成功。笑えなかったら反省。
ムダなことを全力でやると、ちょっとだけ美しい。
考察に感情が混ざる、それがシミュ。
「データより先に、勢いが来た」
こんな人に向いています
- しょうもないことに全力投球できる人
- 結果がどうであれ「まあまあ、面白かったからOK!」と思える人
- ふとした瞬間に「これ、シミュったらどうなるかな」と考えてしまう人
- 真面目な顔でわけのわからない実験をやり抜く覚悟がある人
学部長あいさつ
「なぜそんなことをするのか?」と聞かれたら、
我々はこう答えます。
『だって、面白いじゃないですか。』
それが、すべてです。
なんでもシミュ学部 学部長代理(本物の学部長は宇宙調査中)
最後に
シミュレーションは未来を変える――かもしれないし、
まったく何も変わらないかもしれません。
でも、いいじゃないですか。
どっちでも。
「やってみた」という事実こそが、最高に面白い成果です。
そんなあなたの入学を、心よりお待ちしています。