学科概要
「ミラロルノレ」「ガファゼート」などの新たな呪文を次々と創出する、うそこ大学の中でも最も言語的かつ衝動的な学科です。
この学科では、「響き」に着目した創造的アプローチにより、今この世界に存在しない呪文を生み出し、その性質・効果・属性などを街頭調査と感覚統計で定義していきます。
さらに、創出された呪文は研究にとどまらず、オリジナルソングやビジュアル化、詠唱式パフォーマンス、ライブ演出など多様な分野に応用されます。
主な研究テーマ
- カタカナ造語の呪文化プロセス研究
- 響きと属性の相関分析(例:「ル」「リ」は癒し、「ガ」「ド」は爆発傾向)
- 呪文に宿る潜在感情と詠唱者の心理的効果
- 街角アンケートによる“意味の自然発生”実験
- 呪文ソング制作とその民間普及経路の分析
- 呪文ライブパフォーマンスにおける社会的熱量の可視化
履修できる主な授業
授業名 | 内容 |
呪音学入門 | 音の響きから魔力的イメージを読み解く基礎講義。例:「ゼート」とは何か? |
実践・フィールド呪文創生 | 実際に街中で聞き込み調査を行い、呪文を一から立ち上げていく実践型授業。 |
詠唱演習 I・II | 発声・抑揚・呼吸など、呪文に魂を込める方法を体得する演習科目。 |
呪文詩と歌唱の歴史 | 古代の魔法詠唱から現代の戦場バラードまで、言葉と魔法の融合史を学ぶ。 |
魔法語彙論A:造語構造と形態論 | カタカナ語の魔法的ポテンシャルを体系的に捉えるマニアックな講義。 |
これまでに創生された呪文
呪文名 | 属性 | 効果 |
ミラロルノレ | 水・光 | やさしく心身を癒す。夜に強まる。 |
ガファゼート | 大地・雷 | 地割れを起こすような衝撃を放つ。 |
※新呪文は随時追加され、曲やアート作品にも展開されます!
関連プロジェクト・サークル
呪文歌唱フェス運営委員会
年1回開催される「詠唱ロックフェス」を統括
創造呪文ビジュアル化チーム(CVT)
新呪文を視覚的に再現し、ポスター・アート展に出展
ラボ・ミラロルノレ
癒し系呪文に特化した研究・瞑想音楽制作サークル
目指す進路
- 異世界呪文設計士
- 呪文演出家/呪文DJ
- 幻語研究者
- 国際呪文翻訳士
- スペルライター(歌詞と呪文の融合を極める者)
学科長からの言葉
「呪文は、“意味”をあとから追いかける魔法の言葉です。
響きが先で、意味があと。
それはまるで、恋に落ちる瞬間に似ていると思いませんか?」
―― 学科長 ナバ・コトノ 著『音に生き、呪に死す』より