脳内メーカー研究会 作者インタビュー企画・第1回
作者インタビュー:
JKチョリソーは語る
あの日、脳内図が降ってきた。
「午前中に思いついて、夕方には出来てました」
そう笑いながら語るのは、『脳内メーカー』の生みの親・JKチョリソー氏。2007年に誕生し、ネット文化に“診断の快楽”を刻んだ伝説のコンテンツは、思いのほか、シンプルで勢い任せな流れで生まれたらしい――。
「次は、脳内が見えたら面白いんじゃないか」
JKチョリソー氏は、脳内メーカーの前から『うそこメーカー』という名前で、“名前を入れると何かができる”診断コンテンツを次々と制作していた。
- 名前で作られる校則 → 『高校メーカー』
- Tシャツのデザインが出る → 『Tシャツメーカー』
「言ってみれば“ボケ”の延長なんですよね」
「なんか出てきたら面白いじゃん、っていうノリで」
そんな制作の日々の中、ふと思いついたのが、「頭の中に漢字が並んでる図」というアイデアだった。
「それ、1番おもしろそうだったから」
思いついたその日――午前中にひらめき、夕方には現在の脳内図とほぼ同じものが完成していたという。
「頭の中に文章じゃなくて、漢字を並べようと思ったのは…
うーん、“それが1番おもしろそうだった”としか言いようがないですね(笑)」
しかも、タイトルも『脳内メーカー』で即決。画像の横顔シルエットも、漢字の配置も、すべて“最初に作ったまま”現在まで使われ続けている。
デザイン? ロジック? 直感です(笑)
デザインや配置について尋ねると、こんな答えが返ってきた。
「いや、正直あんまり覚えてないんですけど、
自分でも不思議なくらい“迷わなかった”んですよ。
デザインに自信があるわけじゃないし、直感で組み立てていっただけです」
脳内図に現れる漢字の配色も、すべて感覚で決めたという。
| 漢字 | 色 |
|---|---|
| 金 | 黄色 |
| 恋 | ピンク |
| 無 | 白 |
「“金=黄色”って、結果的に誰もが納得する配色になってるけど、別に計算してないです(笑)」と本人は笑うが、それこそが“脳内メーカーの説得力”に繋がっているようにも思える。
人生で一番“神がかってた日”かもしれない
「こうして振り返ると、とにかくすごい勢いで作ったんだなあって思いますね。
あれはもう、自分の人生でいちばん“神がかってた日”だったかもしれません(笑)」
偶然とノリと直感で生まれた脳内図は、やがて数千万人にシェアされ、文化となり、うそこ大学にまで研究される存在へと育っていくことになる。
その“何気ない午後”からすべてが始まった――。