学部概要
歴史は一本の流れではない。
むしろ、ところどころ“やり直された形跡”がある。
タイムリープ史学部では、「歴史の中に潜む、やり直し・巻き戻し・飛び越えの痕跡」を考古学的・文化人類学的・都市伝説的に真面目に研究する。
例えば──
- 平安時代に書かれた文献に「Wi-Fi」という文字がある
- 戦国時代の家紋が“Google Chromeのロゴ”と一致
- 1970年代の小学生が描いた自由帳に「平成37年」と書かれていた
これらは果たして、偶然か?必然か?時のほころびか?
答えを出すことより、「もしかしたら……」を科学する、それがこの学部の流儀。
在学生からのメッセージ
過去と未来の狭間からお届けする、リアルな在学生の声をお届けします。
期末テストが“過去問”じゃなくて“未来問”で出るのはさすがにずるいと思う。
入学当初は年号苦手でしたが、いまじゃ自分で作ってます。
学食のメニューがたまに“昭和34年風”になるの、時空ズレだと思ってます。
よくある質問(Q&A)
よくある質問に、お答えします。(ただし、よくある…と言っても、時代によって違います)
主な講義一覧
講義名 | 概要 |
---|---|
タイムリープ文献解読基礎論 | 過去の文献に現れる“不自然な現代語”の分析と分類 |
時空のよじれ実証演習 | 同じ人物が複数時代に登場する事例(例:藤原道長=2020年のタレント説) |
「何かがおかしい」史料の読解 | 未来の技術を想起させる古地図・建築図の検証 |
リープ者観察と干渉度測定 | 歴史的な急展開に介入した“かもしれない人”の行動分析 |
空白の1日研究法 | 年表に記録のない“奇妙に静かな日”を重点的に研究する演習講義 |
時代錯誤アート鑑定実習 | 江戸時代の浮世絵に描かれた「完全にスマホ」っぽいものの鑑定法 |
研究発表
教授陣紹介
他の大学では出会えない、クセ強で魅力的な教授陣が熱意を持って指導します。
◆ 凍河 セン(とうが・せん)教授(リープ民俗学専攻)
全国の“時空がゆがんでいる気がする神社”を訪ね歩いたフィールドワークの第一人者。
口癖は「過去にしては未来すぎる」。
◆ 軸井 ルカ 准教授(時間装置考古学)
土器にUSBポートらしき模様を見つけて以来、人生をかけて追っている人。
研究室の壁に“過去に存在してはいけない物”リストが貼られている。
◆ 風巻 ねじ 助教(メディア時空分析)
昭和のアニメに現れる“2020年代の社会像”を解析する研究者。
雑誌『昭和タイムリープ妄想特集号』の編集協力もしている。
卒論タイトル例
- 「鎌倉時代の恋文に見る“未来語彙”の使用傾向」
- 「“江戸で見たスマートウォッチ”という逸話の真偽と地域分布」
- 「徳川家康は同一人物だったのか?:3人説再考」
- 「未来を知っていた落書きとその社会的抹消」
名言集
時代を超えた学びの中で、生まれた名言の数々をご覧ください。
時間とは、最もやっかいで最も魅力的な“資料”である。
私の夢は“未発見の過去”を発見することです。
“歴史通り”という言葉ほど疑わしいものはない。
文献に書かれていないことが、一番リアルだったりする。
この瞬間だって、もう“過去”になってるんだよ。