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◆ 企画概要
本日、うそこ市内のあらゆる道路および建物の廊下に“超低摩擦コーティング剤『スベリーヌZ』”を塗布。
目的は「歩かずにどこまで行けるのか?」の検証。
市民・学生・教授・ペット・宅配ロボにいたるまで、スベってなんぼの一日を体験!
◆ 朝〜夜の出来事
- 朝8:00
家を出たら、そのまま駅までスーーーーーッと直滑降。
登校中のうそこ大学生が「途中で朝ごはん買いたかったんですけど……」と涙目。 - 昼12:00
学内では、講義中に椅子ごとスススーッと前へ進む学生多数。
教授「まだ前に来るんですか?怖いです」 - 夕方17:00
うそこ市役所前の坂道にて、住民が無限ループスライダー状態に突入。
「そろそろ降りたい……でもスベって戻る……!」 - 夜21:00
うそこ市中央のロータリーにて、各方面からスベってきた人々が偶然集結し、
「これ……運命じゃない?」と即席合唱会が発生。
◆ 市民の声
- 「笑ってたけど2回転半したあたりで本気で焦りました」(会社員・32)
- 「最終的に靴脱いだら止まりました。靴が原因だったんですね」(小学生)
- 「転んでないのに、プライドだけが滑っていく一日でした」(うそこ大・准教授)
◆ 考察
- 追い風+斜面=【物理的に止まれない人間】の完成
- 意外と交通事故ゼロ(全員スベって避けた)
- 午後から靴底に吸盤を貼る屋台が大繁盛
- スベり続ける人々の目に、なぜか希望の光が宿っていた
◆ 最終結論
この日は「人生、無理に止まろうとしない方が意外と楽かもね」という教訓を得た。
あと、坂道スタートの家は地獄だった。
◆ おまけ称号
- 無着地滑走王(記録:2.8km)
- 滑り出したら止まらナイター
- 後悔もスベらせた者