
「起きなくても、食える。」――そんな夢のようなメニューが、とうとう現実となった。
うそこ大学ぐうたら学部の学食にて5月某日、新メニュー『寝ながら食べられるうどん』が正式に提供開始された。
発表と同時に学内SNSでは「夢の国かよ」「逆に起きて食べたくなる」といった賞賛(と若干の困惑)の声が相次いでいる。
■ 人体に合わせた“寝姿勢うどん”とは?
このうどんの最大の特徴は、「横になった状態で完食できる」こと。
専用の「リクライニング式ごろ寝トレイ」によって、器が顔の角度に自然と沿う設計がなされており、
うどん本体も“スルリ度”を極限まで追求した超柔軟・極細麺を使用している。
また、スープには寝ながらでもむせにくいとろみ成分が含まれており、
薬味はすべて吸引式で投入可能という徹底ぶりだ。
■ 開発者は、寝たまま名案を思いついた教授
このメニューを監修したのは、ぐうたら学部の寝間 着太(ねま・ちゃくた)教授。
「夢の中で『うどん…ごろん…スル…』という謎の単語が浮かび、起きてすぐレシピを書き留めた」という。
教授は「うどんは立って食べる時代から、寝て受け取る時代へ」と語っており、次は「寝ながらスイーツ」も視野に入れているという。
■ 学生からは「寝過ぎてうどんが冷めた」の声も
試食した学生たちは口々に「まさに神対応」「むしろ寝たまま2杯いける」「汁が口に落ちてくるときの快感がクセになる」と高評価。
一方で、「寝すぎて配膳に気づかなかった」「顔面にどんぶりが接触した」といった報告もあり、学内保健室は“うどん事故”への警戒を強めている。
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読者コメント(抜粋)
- 「これがイノベーションってやつか」(30代 男性)
- 「スープが重力に逆らう奇跡」(20代 学生)
- 「起きたら食べ終わってた。誰か教えて」(40代 教授)
- 「自宅学食化はよ」(寝ぐせのまま登校する派)
編集部のひとこと
ついにここまで来たか、ぐうたら学部。
「食べる努力すら寝ている間に済ませる時代」、それはもう、人類の進化かもしれない。