筆者:時間工学科2年・佐倉 るい
目次
初めての“ふわ見”
先日、フワミエールの体験実験があると聞いて、
「未来が“ふわっと見える”って、なにそれかわいい」と思って申し込みました。
研究室の机に置かれていたのは、
淡く光る結晶体を内包した半透明のドーム状装置。
横にいた先輩が「そんなに期待しない方がいいけど、なんか見える人は見えるらしいよ」と
すごく中途半端なことを言いながらニヤついてました。
さっそく触ってみる
「触れたものの“未来の姿”が見える」と聞いたので、
私はまず自分のスマホにそっと手を置きながら、反対の手で結晶に触れました。
その瞬間、結晶がふわっと発光し、
目の前にうっすらと浮かび上がるスマホの未来の姿が!
画面には……
連絡アプリの通知がゼロ。
なんとなく胸が痛くなりました。
(のちに「未来は変えられるからね」と慰められました)
次に触れたのは「お弁当」
昼休みに残していた自作のお弁当箱に手を置いて、再度チャレンジ。
今度は――
中身が全部オートミールになっていました。
しかもタッパーで。
私は未来で健康に気を遣い始めるようです。地味。
ラストは“自分の手”
最後に、自分の手に手を置いて(?)
フワミエールに触れてみると…
目の前に、
白衣姿の自分が、誰かに結晶を渡している姿がふわっと。
誰なのか、何を伝えたのかはわかりません。
でも、どこか**「ああ、ちょっと良い感じの未来かも」**と思えました。
それで十分なのかもしれません。
所感
正直、
“よく分からないけど、なんか見えた気がする”という感覚が8割です。
でもそれがこの装置の本質なのかもしれない。
未来とは、完全には見えないけれど、
どこかでふわっと触れるものなのかもしれないから。
体験後メモ
- 結晶はあったかかった(気のせいかも)
- 隣の人は「冷蔵庫を見たら、未来で梅干ししか入ってなかった」と言ってた
- 教授は「未来を過度に信じるな」と言いつつ、「自分は宝くじ当たる未来見えた」と喜んでた
関連研究
- フワミエール開発プロジェクトレポート
- 超未来工学部「時間工学科」紹介
- 超未来工学部ニュース:「“曇らせた方がよく見える”理論、論文化へ」