(放送年:1987年夏/制作:南東北民放ネット)
目次
番組タイトル
『全身全霊!ラジオ体操バトルロイヤル ~第3勢力は深呼吸だった~』
発掘された内容(要約)
昭和の終わり、健康ブームとアクション志向が奇跡の融合を果たした伝説の実験番組。
朝6:30、ラジオ体操の軽快な音楽が流れる野外会場に集められたのは、武装した全国の体操猛者108人。ルールは簡単、
「音楽が鳴っている間、ラジオ体操を忠実にこなしつつ、 他の参加者を排除せよ」
というもの。
体操を正確に行うことで“技”の解放条件が満たされる独自の審査制度があり、第1・第2の動きで一定のスコアを取ると「ラジヲ拳(けん)」「深呼吸波(しんこきゅうは)」といった必殺技が使えるという謎ルールが炸裂。
実況と解説にはまさかの体操のお兄さんと武道家が共演し、全国放送を目指すも編成会議で却下され、幻の深夜帯2回放送で打ち切られた。
番組の見どころ
第8番目の動き「全身伸びの運命(さだめ)」発動シーン
→体操とは思えぬ超スローの構えから一撃で相手の精神をへし折る。
脱落者が深呼吸のミスで次々リタイアする地獄展開
→「息が合っていない!」とジャッジされ即退場。理不尽!
最終対決:無言のラジオ体操おじさん vs ポニーテール中学生代表
→誰よりも正確なフォームの2人が、言葉を交わさず第2までを完遂した後、
勝敗は**「首の回し方のキレ」**で決まるという静かな狂気。
当時の新聞テレビ欄表記
「朝から全力!真夏の筋肉戦 体操と闘争の融合/体操に命をかける者たちの物語」
スタッフ構成(発掘メモより)
- 企画:なぜか元小学校教員
- 演出:戦隊モノ出身のベテラン
- 審査員:元ラジオ体操全国指導委員、覆面プロレスラー“深呼吸仮面”
- 音楽:通常のラジオ体操第一(ただしテンポは120%)
カケザーン発掘隊より一言
「“体操をナメるな”というメッセージが、今も我々の関節に響きます。」