『この想い、永き筒の中を抜けて』 | 幻のドラマアーカイブ資料

― 伝わるわけがない。でも、伝えたい。―

目次

■ あらすじ

小学校卒業を間近に控えた春、少年・蓮(れん)は突然の転校を告げられる。
親友の千紗(ちさ)と離れ離れになってしまう――
その現実に耐えきれず、二人は**「ラップの芯を繋げて声を届ける」**という奇策を考え出す。

「1日1本、芯を地中に埋めよう。いつか君の家まで届くはずだ」

周囲からはバカにされながらも、
彼らは筒をつなぎ続ける。掘って、埋めて、叫んで、泣いて。
だが次第に、クラスメイトたちも“芯の先にある想い”に引き寄せられていく――。

無謀と純情が交錯する、筒型長距離青春通信ドラマ。


■ 主題歌情報

🎵 タイトル :『トンネルボイス』
🎤 歌 手 :the芯 connection

♪ ここから叫ぶ 声は細いけど
  誰かの胸を 通り抜けるかもしれない

【メモ】
・アコースティックとホイッスル音が重なる、儚くて風変わりな楽曲。
・間奏で本物のラップ芯に向かって吹き込んだ「息音」が使われている(無駄なこだわり)


■ 各話サブタイトル一覧

話数サブタイトル
第1話「芯の中から、君が見えた」
第2話「先生、ごめん。校庭に穴を掘りました」
第3話「廊下の芯と、涙の長さ」
第4話「“届いた気がした”って、届いたってことだよね?」
第5話「地下を進む友情は、地表よりまっすぐだ」
第6話「台風の日に、芯だけが残っていた」
第7話「転校先、届いたよ。そっちはどう?」
第8話「筒の向こうで泣いた声を、俺は聞いた気がした」
第9話「芯はもうない。でも、届くと思う」
第10話「さよならを、芯で送ります」

■ 撮影風景・ビデオ映像(アーカイブ写真)

  • 土を掘り、ラップ芯を真剣な目で繋ぎ合わせる子どもたち
  • 体育倉庫の裏に作られた「芯通信基地」で寝転がって話す主人公たち
  • 雨の中、ずぶ濡れで芯を守ろうとするシーン(台本外の即興演技)
  • 最終話、芯が届かなかった先に落ちていた“手紙だけ”のカットで幕を閉じる

■ うそこ大学ボロシドアーカイバー備考

  • 撮影当初は全8話予定だったが、思ったより芯が繋がってしまい全10話に延長
  • 実際に学校の敷地内に筒を埋め続けたため、後に校庭がボコボコになったと問題視
  • 最終回の演出については「過剰に情緒的」と賛否両論だが、今なお支持派が多い

📎 関連メモ

  • 芯に名前を刻むシーンは、ほぼ全員がアドリブで書いていた(中には“メロンパン”という名も)
  • 一部ファンの間では今でも「ラップ芯で送る手紙文化」が残っている(主に嘘)

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