羽々切イネ(はばきり・いね)教授
超法学部・幽霊法研究室(Division of Spectral Jurisprudence)
「存在があれば、いずれ訴えられる。それがこの世とあの世の共通原則」
目次
専門分野
- 幽霊法
- 霊的損害賠償制度
- 憑依による証言技法
- 不可視被告代理訴訟制度
- 生前契約と死後拘束力の残響論
教授紹介
羽々切イネ教授は、幽霊・霊体・半存在・地縛存在など、物理的な実体を持たない“あちら側の存在”に法的立場を認めるべきだと主張する、日本初の「幽霊法学者」。
講義中、しばしば「今、誰かが教室に入りましたね」とつぶやき、学生を震え上がらせるが、それすら授業の一環である。
代表講義
- 『霊的証人喚問の作法(中級)』
- 『慰霊と和解:あの世からの損害請求に備える』
- 『無念に対する訴訟準備論』
- 『地縛霊による通行妨害の正当性とは』
- 『浮遊体による財産破損の量刑について』
過去の名言集
「この講義は、君たちが“まだ目覚めていない”ことを前提として進む。」
「我が講義に遅刻とは存在しない。なぜなら“時”とは縛るものでなく、操るものだからだ。」
「単位は欲しいか?ならばまず、心に契約の印を刻め。」
著書一覧
- 『深紅なる契約書 ~我と契れし者よ、扉を開け~』(黒羽出版)
- 『第七法典・黒翼篇』(虚無書房)
- 『終末と目覚めのあいだで 〜覚醒前夜ノート〜』(夢見書館)
- 『講義録:我が講義は常闇と共に(第1巻〜第13巻)』
- 『指先で刻む封印呪文ハンドブック』(一部学内で発禁)
- 『紅蓮院魔夜語録100選 ~覚醒前に読め~』(自己編纂)
- 『血のインクで記す卒論指導入門』(絶版)
- 『魂が疼くとき、それは研究の始まりである』(たぶん私家版)
※こぼれ話
教授によるサイン会では、サインの代わりに契約の紋章を手に刻まれた(ボールペンで)という報告多数……。