未完の言葉たち

未完の言葉たち

著・宇田川ぼや
うそこ大学意味深学部教授

USDN 978-99000000-0-1

うそこ出版

定価 2,200円+税

まえがき(抜粋)

この本は、書くことをやめたときに書き始められた。
私の部屋には、話しかけてこない言葉たちが散乱している。
それらは未完のまま、私の机の隅で静かに発酵している。
読まれず、語られず、しかしどこかで息をしている。
これはそんな言葉たちの“うたた寝の記録”である。

目次

第1章 黙ってるのにうるさい言葉

第2章 頭の中で迷子になった比喩たち

第3章 句読点の置き忘れた日記

第4章 「まあいいか」で封印したノート

第5章 文字化けした夢のメモ

著者プロフィール

宇田川ぼや(うだがわ・ぼや)
うそこ大学ぐうたら学部「思考放棄学科」教授。
研究分野は「睡眠と発言の境界領域」「思考の半透明性」など。
代表論文:「やる気が語る夢の構造分析」
最近の研究テーマは「書こうとして寝た人の夢日記解読」。

著者への質問

なぜこの本を書こうと思ったのですか?

書こうとは思っていませんでした。気づいたら、書きかけのまま本になっていました。
むしろ「書かないことで語る」ことに魅力を感じたと言えば聞こえが良いですが、
正直に言えば、締切を忘れていただけです。

読者レビュー

読み終えてないのに泣けました。どこで泣いたのか自分でも分かりません。未完万歳。

「眠くなったら読むべき」と友人に勧められましたが、読み始めたら寝ました。満点です。

書かれていない部分にこそ、著者の“思わない努力”がにじんでいて感動しました。

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