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概要
このレポートは、うそこ大学旧校舎地下1階東廊下に存在するとされる“開かずのロッカー”に関する現地調査および魔術的分析をまとめたものである。ロッカー番号【B-13】に施されたと思われる多重封印と、その解除に必要な呪文体系の再現を試みる。
調査対象
- 物件名:ロッカーB-13(通称:深紅の扉)
- 設置年:不明(うそこ大学創立以前の記録が散逸)
- 状態:誰が何をしても開かない。たまに震える。鍵穴がフェイクだった疑惑あり。
研究手順
- ロッカーの表面に**第七言語(赤インク)**で記号刻印
- 月食の夜に、構内BGMを“unravel”に変更
- “詠唱者(教授)”による開錠呪文の唱和
- ロッカー前で13分間の瞑想
- 開かない。
試みた開錠呪文(一部抜粋)
詠唱名(通称) | 成果 | 備考 |
---|---|---|
「レガリア・アパルトゥラ」 | 静かに床が軋んだだけ | 校舎が共鳴した可能性あり |
「クレプスキュル・ユグド」 | 教授の靴ひもが解けた | 調査助手、笑いをこらえ失敗 |
「メメント・ノクターン」 | ロッカーから風が出た | 開かないが“気配”を感じた報告 |
現地スケッチ(※学生提供)
🖼️ 「ロッカーをじっと見つめる教授(手が震えてる)」
🖼️ 「ロッカーに耳を当てると“契約”という声が聞こえた」
🖼️ 「教授が何かを召喚してしまい、保健室送り」
結論(暫定)
- ロッカーB-13は完全封印型アーティファクトである可能性が高い。
- 開錠呪文の再構築には、異界言語・失われた鍵・選ばれし者の三要素が必要。
- なお、教授は次の調査日を**「月蝕と文化祭が重なる日」**に設定している模様。
参考資料
- 『第七法典・黒翼篇』紅蓮院 魔夜著
- 校内都市伝説録 第8章「ロッカーと“なにか”」
- 学生サークル“異界交信研究会”記録:『鳴った瞬間、皆うずくまった』より